SOFT MACHINE / VIRTUALLY（米CUNEIFORM RUNE 100）全11曲、77:35
様々なレーベルから続々と発掘されるソフト・マシーンの中期のライヴ音源。これは７１年３月２３日、ドイツのブレーメンにおいてラジオ放送用に録音された音源である。ビデオ「プログレッシヴ・ロックの歴史」に同日の"OUT BLOODY RAGEOUS〜ワイアットのフリースキャット〜ALL WHITE"のパートが収録されているので、ファンにはおなじみと思われる。また、ブートレグＣＤ"OLD MACHINE"にもこのＣＤの後半部分と"FACELIFT"が収録されている。もちろん音質はオフィシャル発売の本作の方が遥かに上である。
個人的には前述のワイアットのソロ部分のような、オリジナルを大きくはみ出した部分が初公開部分でもっと聴けることを期待していたが、それは無く比較的オリジナルに忠実な演奏が多く、その点はやや残念。そうした点を除けば、いつもながらにポテンシャルの高い演奏が楽しめる。