久保田安紀とアントニオ・ムスクーロ2000/2/11 吉祥寺MANDALA-2
おなじみ超絶歌謡バンド、久保田安紀とアントニオ・ムスクーロの昨年９月以来のワンマンライヴです。メンバーはおなじみ、安紀(vo)、鬼怒無月(g)、吉森信(kb)、津山篤(b)、高良久美子(perc)、芳垣安洋(ds)。観客で勝井祐二一家、吉田達也らも来ていました。
１．星のセレナーデ
２．輪廻ルンバ
３．愛の水中花（松坂慶子のカバー）
４．香港的情人
５．白い恋人たち
６．悲しみは駆け足でやってくる
７．マシュケナダ
（休憩）
８．ネオンを背に受けて
９．愛するって怖い（ジュンとネネのカバー）＋三橋美香子
１０．若い季節（ザ・ピーナッツ）＋三橋美香子
１１．東京ナイトクラブ 鬼怒＋三橋デュオ
１２．あなたはパラダイス
（プレゼント大会）
１３．いいじゃないの幸せならば
（アンコール）
１４．フランシーヌの場合
１５．区役所通りのブルース（＋三橋美香子）３は９７年１２月のライヴ以来の演奏。６は「建国記念日ということで、学生運動の曲を選んでみました」とのこと。ここで間奏のスキャットのところで最前列の観客にマイクが向けられました。遠方から来た人を狙っていたような(^_^;)。７はセルジオ・メンデスのカバー。三橋のキッチン・ドリンカーズではおなじみの曲ですが、こんなところにも２人の趣味の共通性が。
９〜１１はこの日の目玉、ゲストの三橋を加えての演奏。「当初はジャッキー佐藤追悼というのも考えたんですが、曲が全部ユニゾンでつまんないので」９を選曲。安紀は実はザ・ピーナッツは好きではないそうで（ちょっと意外）、唯一好きなのがバカ明るい１０なのだそうです。三橋は最初「これを私に歌えっちゅーんかい」と思ったとか(^_^;)。１１は三橋＋鬼怒のデュオユニット「猿」でやっているということで安紀の希望で実現。黒の衣装で決めた２人のツーショットは決まりすぎ。鬼怒の白いネクタイは婚礼用。安紀は「極妻みたい」と言ってましたが、私の見立てはお通夜帰りの不倫カップル(^_^;)。芳垣は新品のコンガをこの日のために買ったとか？(^_^;) 鬼怒はバンドをバックにすると勝手が違うのか、最初から最後まで笑いっぱなし(^_^;)。三橋は真面目に歌ってたのに。せっかく衣装にバラまで決めてきたのにねぇ。マラカスを演奏していた安紀はステージ袖でずっと後ろを向いて、笑いをこらえていました(^_^;)。
プレゼント大会は安紀の廃品処理....じゃなくて(^_^;)、よりすぐりの逸品を抽選で観客にプレゼントします。この時に鬼怒・津山・芳垣らがアドリブで入れるＢＧＭが最高(^_^;)。賞品とＢＧＭを以下に列記します。
１０位 チョコレート（小） 狂ったダイヤモンドパート１、FRACTURE
９位 エアロスミスタオル（バッタもの） ２１世紀の精神異常者
８位 吉本新喜劇レターセット ブルースのカバー？
７位 中国茶 太陽と戦慄パート２
６位 高円寺百景のファースト＋大山脈Ｘのテープ フロム・ザ・ビギニング
５位 連合赤軍あさま山荘事件の本 ゴングの"YOU CAN'T KILL ME"
４位 諏訪の地酒・真澄 ゴングの"RADIO GNOME INVISIBLE"、土曜日の本（どちらも津山の歌入り）
３位 ゾルタン・コダーイのＣＤ ＪＯＮ（犬）の歌
２位 西遊記・弐の人形付きＣＤ モンキー・マジック、ディープ・パープルの"BURN"
１位 チョコレート（大） 津山の「傘がない」５位で安紀が「あさま山荘と聞くと、私なぜかムラムラするんです」と話すと、なぜかバカ笑いする三橋さん。なぜそんなにウケる？(^_^;)
４位はあとで津山に聞いたら「いや、土曜日の本、鬼怒君弾いてくれて嬉しかった〜。だって自分でギター弾きながら歌えへんもん(^_^;)」
３位は安紀の「アカデミックな賞品なので知性的な曲に」というリクエストに鬼怒が応えて。
２位は安紀がテーマ曲を書いた香港ドラマのサントラＣＤ。鬼怒は「これってバッタもんじゃないの？ 写真がマチャアキに似てるでしょ？ （現物を見て）....なんだ、全然似てないじゃん」(^_^;)
１位は最初津山がルート音だけ弾いて誰もわからず、歌い始めてやっとこの曲と判明。大爆笑のプレゼント大会のあと、なぜかしんみりとした１３で本セットは終了。アンコールの１４はおなじみ津山のフランス語の語り＆歌入り。「今日はデタラメじゃありません。歌詞カードを見ながらやってます」だって(^_^;)。１５は再び三橋も加わり、今度は大盛り上がりで終了。この日は前半しゃべりが少なかったせいか、時間は短くトータル１時間３０分ほどでした。
今度はぜひ総本山と対バンで、「久保田安紀と総本山」「三橋美香子とアントニオ・ムスクーロ」をやってほしいです。安紀さんの歌うオーメンぜひ聴きたいです(^_^)。