GHOST、KAKASHI、PINEAPPLE TOM、MARBLE SHEEP、FEEL ROOTS2000/3/22 高円寺UFO CLUB
"BATOH'S WEDDING PARTY"と題された、GHOSTゆかりのバンドが一堂に会したライヴです。スタート予定の２１時に会場に着いてみると、ちょうど関係者によるパーティが終わるところ。主賓で忙しそうな馬頭にはあいさつだけを済ませ、代わりに写真係をやっていた(^_^;)荻野がいたので捕まえて聞いてみると、なんでもこの５バンド出演で終了予定時間は０時だそうです。１組目開始時点ですでに３０分遅れなのになんと無謀な(^_^;)。結局、各バンド３０分弱ずつという持ち時間の短さ。セッティング時間と演奏時間がたいして変わらないのはちょっともったいないですねぇ。
・FEEL ROOTS
最初は元GHOST・現KAKASHIのperc奏者を中心に、女性b、g、dsの４人編成のバンド。percがボンゴを３台並べてフロントに立ち、ヴォーカルも担当します。女性b奏者はワウペダルを多用したリフ弾きで曲をリードしていきます。gはハーモニカを吹いたりスライドを多用したりと、かなりブルージーなプレイです。
・MAERBLE SHEEP
初期メンバーを集めたMARBLE SHEEP。vo&g、g×２（馬頭と栗原）、b、sax&fl、perc、dsの７人編成という大所帯です。音は噂通りAMON DUUL直系のヘヴィ・サイケデリック・サウンド。栗原と馬頭の２人が激しいプレイで曲をもり立てます。中ほどで演奏したスローでダウナーな曲が非常に良い出来。percはシンバルとタム類を並べてドラムに負けじと力任せに叩きまくります。ガタイがいいなと思っていたらなんでも高円寺のUWFジムでビル・ロビンソンからレスリングを学んでいるんだとか(^_^;)。
・PINEAPPLE TOM
元GHOSTのベース奏者だった人を中心にしたバンド。この人はg&voを担当し、他にg、b、dsが入る４人編成。bはFEEL ROOTSで弾いてた人と同じ女性ベーシストですが、ここでもリードベース的な演奏で曲を引っ張っていったり、コーラスに加わるなど存在感があります。曲はポップでメロウな日本語詩の歌ものサイケでしたが、リズムセクションが妙にパワフルなのが面白いです。
・KAKASHI
vo&kb、g×２、b、perc、dsに男女ダンサー２名という大編成。kbはローランドのドローバータイプのVKオルガンとRHODESのエレピを使用し、クールに弾きまくります。フリーセッション風に始まり、ファンク＋サイケの７０年代テイスト満載の演奏を聴かせます。歌ものの曲は一転してポップになるのが面白い。最後の曲でテンポアップするあたりなどはサンタナぽい感じも。女性ダンサーはトランス入っちゃっててちょっとヤバそうな感じでした(^_^;)。３曲目ではコーラスも担当してました。
・GHOST
まずは馬頭・栗原・荻野の３人で演奏。馬頭にアコギの弾き語りをあとの２人がサポートします。荻野はKAKASHIが使っていたオルガンを借り、これに深いリバーブをかけてまるでストリングスのような音色に。栗原はＳＧを細かいヴィブラートを加えてマイク・オールドフィールド風の音色も聴かせます。後半でds、KAKASHIのperc、MARBLE SHEEPのsax&fl、bでPINEAPPLE TOMの人、そして赤ちゃんを抱っこした女性voが加わり、エレクトリック編成での演奏。馬頭は木箱型のハーディガーディも使用していました。
結局GHOSTが終わったのが１時頃。どうせ遅くなるならもっと各バンドの持ち時間を多くしても良かったような気がします。結局私は高円寺のマンガ喫茶で時間を潰して始発電車で帰りました(^_^;)。