鬼怒無月＋太田恵資＋吉見征樹2000/4/4 赤坂NOVEMBER ELEVENTH
鬼怒無月(g)、太田恵資(vln)、吉見征樹(tabla)の３人によるオール即興のライヴです。
会場のチラシによると鬼怒は「若手ナンバーワンギタリスト」なんだそうです(^_^;)。この会場に来るのは陳敏＋安紀＋高良久美子以来。２ステージ入替制になっており、私が見たのは１９時３０分からの１ステージ目。あじのマリネ、リゾット、パスタなどの料理を食べながら開演を待ちます。太田はかなり遅れて開演予定１０分前に会場に到着(^_^;)。そこから準備をはじめて結局１５分遅れのスタートとなりました。１．鬼怒はナイロン弦のアコギを使用。スチール弦のものも準備していましたが、１ステージ目では使用しませんでした。太田はブルーの５弦エレクトリック・ヴァイオリンを使用。前半のギターがリードする場面ではピチカートでリズムを刻み、ソロでは深いリバーヴをかけての演奏。鬼怒のミュート多用＆得意の早弾きもたっぷり交えたプレイで、スピード感のある演奏。ちなみに鬼怒によると、今日のコンセプトは「ヒーリング」だそうですが、音には全く反映されていません(^_^;)。
２．太田はアコースティックのヴァイオリンに持ち替え、超高速プレイやエキゾチックなフレーズを弾きます。吉見はテクノ風？のシンプルな４つ打ちを繰り返します。中盤で太田はメガホンを持ち出し、ステージ後方に飾られた桜を見ながら「花をめでましょう〜」と喋りを入れます。その後は太田のアラブ風のヴォーカルを中心にしたエスニック風味満点の演奏。
３．太田が鼻をすする音に鬼怒がギターを合わせてスタート。鬼怒がちょっと和風の入った郷愁のあるフレーズを弾き出すと、この展開を予測していなかった太田はちょっと入りにくそうにしてました(^_^;)。後半はこの雰囲気のまま高速化してエンディング。
４．鬼怒が「最後だから景気のいい感じで」と振ると、吉見がチューニング用の笛を吹きながら演奏。これに対して鬼怒はブルースハープを持ち出して吹きます。これに続くギターとヴァイオリンのソロもブルースぽいフレーズが中心となります。太田はエレクトリック・ヴァイオリンにワウペダルをかけてリズムギターのような音色で演奏。最後は果てしなくスピードアップして終了。計１時間弱のステージでした。
この日も鬼怒のＭＣは絶好調（絶不調？(^_^;)）。吉見に「今日は早口だね」と言われると「いや、赤坂は土地代が高いですから」と意味不明の返答(^_^;)。鬼怒が「今日は鼻の調子が悪くて、いいところに来ると鼻水が出てきちゃう」と言うと、すかさずティッシュの箱を持ってくる店員さんもナイスフォローです(^_^;)。