RUINS＋勝井祐二2000/7/12 吉祥寺MANDALA-2
RUINSの新作"PALLASCHTOM"発売記念のワンマンライヴです。RUINSのワンマンは一昨年１２月、高円寺SHOWBOATで行って以来です。MANDALA-2はRUINSが出演するのは初めて。なんだかRUINSとイメージが合わないような気が個人的にはするのですが(^_^;)、吉田はよほど気に入ったようで９月後半（２６か２７日）にも再びRUINSでライヴを行うことを決めたそうです。客入りはラママがすし詰め状態になった往事ほどではないですが、満員で後方に立ち見客がずらり並びます。各セット間の休憩が１０分程度と短かったこともあって、トイレに行くのも大変だったようです。
１．プログレメドレー
２．ガラピシュペルド
３．VRRESTO
４．BLIMMGUASS
５．KIPPSSIDAMN
６．BUPPHAIRODAZZ
７．FFILHIZABMN
８．QUETZALCOATL
（休憩）
９．クラシックメドレー
１０．PALLASCHTOM
１１．？
１２．10CHANGESインプロ
１３．DAGDAD
１４．LAIPTHCIG
１５．NIVAFTOPOFTZ
１６．ショートインプロ
１７．ZNOHJMO
１８．SNARE
１９．５：３インプロ
２０．HYDEROMASTGRONINGEM
（休憩）
２１．ハードロックメドレー
２２．インプロ＃１
２３．インプロ＃２
２４．インプロ＃３
２５．YAWIQUO
（アンコール）
２６．SCHVOSTESSさて、この日は３部構成で行われました。最初のセットは最近のライヴに近い形で、新作収録曲を中心に４０分ほどのステージ。２は聞き慣れない曲だと思ったら９６年の佐々木加入後初のライヴで演奏していた曲でした。私がライヴで聞いたのはそれ以来のことです。吉田のドラムセットにロートタムがセットされているのが目立ちます。通常のタムの位置に２つ、スネアの左側にも１つセットされています。
２セット目は短い曲とブリッジ的なインプロ全１２曲・２０分を息をつかさぬメドレーで演奏。
３セット目にはこの日のゲスト、勝井祐二(vln)がゲストで加わります。まずはハードロックメドレーを演奏。ベースとドラムだけだった オリジナルヴァージョンに比べ、勝井のメロディパートが加わるため、元曲がよりわかりやすくなり、なかなか笑えます(^_^;)。続いてインプロを３曲。最初、吉田は「ずっとガチガチの曲をやっていたので、今度はレイドバックしたやつをやりましょう」と言ってそれっぽく始まったのですが、最初だけでその後はハイテンションの演奏が続きます。インプロ＃２ではオクターバーを使って矩形波のシンセのような音も繰り出します。＃３冒頭では床にしゃがみ込み、ディレイ類などのエフェクターのつまみを手で操作してエフェクティヴな音を加えます。特にフィードバックの音は強烈。終演後の勝井は汗だくでタオルを首に下げ、ほとんど風呂上がりのような状態(^_^;)。ハードロックメドレーは急遽やることに決まったんだそうで、「家で練習したときは完璧だったんだけど、本番は７０点(^_^;)」。３０分の演奏時間で１日分の体力を使いきったそうで、「あれを１時間半も続けられる吉田さんは凄い。俺たちと違う種類の血が流れているんじゃないか」と語っていました。アンコールは再び２人で演奏して幕。
前回のワンマンの時の、「ヒストリー・オヴ・ルインズ」とかリクエスト大会といった企画ものがあるかなと思っていたんですが、勝井のゲスト参加以外は至って正攻法の内容だったのはちょっと意外でしたが、現在のバンドコンディションなら企画もの無しでも十分でしょう。