RUINS、三橋美香子と総本山2002/3/6 吉祥寺MANDALA-2
・三橋美香子と総本山
三橋美香子vo、勝井祐二vln、近藤達郎kb、植村昌弘ds
１．サムサーラ（輪廻）
２．回覧板
３．すまなんだ
４．カミングホーム
５．シベリアの秘め事
６．それほどのものなのか
７．オーメン
８．食中花
９．バース
この日は笛の竹井誠が欠席で、４人での演奏。１の竹井ソロパートなどでは穴の大きさを感じましたが、その後はアレンジの工夫もあってかあまり違和感は感じませんでした。４と５では近藤はグランドピアノを演奏。ひさしぶりに聴いた６は昔のホール＆オーツ風のアレンジになっていたのが面白かったです。中間部の勝井ソロは大友良英のそれを思わせる長いフィードバックオンリーのソロが印象的。８はＯＮＩの後期にライヴで演奏していたという曲。最後は打ち込みシンセベースを中心にした９で終了。アルバムのリリースも控え、今後は活動も活発になっていきそうで楽しみです。三橋は「今年の抱負はMCを少なくすること」と言っていたわりには喋りが多く、計１時間１０分にもおよぶ演奏でした。
・RUINS
吉田は２月の是巨人のライヴで使っていた小メロタムをこの日も使用していました。
１曲目のGHARAVISS PERRDOHに続いて、早くもこの日のハイライト、新曲＆インプロ７曲分のメドレー約２０分。うち２曲ほどは最近のライヴで演奏されているものですが、それ以外は初めて聴くものばかり。メドレーと言っても過剰な展開の曲ばかりなので、どこが曲の切れ目か判りません。最近のRUINSの曲は、ストップ＆ゴーの場面が抑え目で、難しいシンコペーションに隠れてグルーヴ感のあるリズムが続くものが目立ちます。その後のＭＣで、現在６月リリース予定のアルバムをレコーディング中と聞いて納得。この日の演奏を聴く限りではかなり期待が持てそうです。
続いてクラシック・メドレー〜最近定番のシャンカールの曲〜マハビシュヌ・オーケストラ・メドレー。その後も最近のライヴでよく聞かれる新曲２曲が続き、BLIMGUASS、BUPPHAIRODAZZと続いて本セットは終了。アンコールはブラック・サバス・メドレー。後半は譜面を逆読みして演奏するという凝りぶりを見せて終了。総本山に比べてやや短い１時間ほどの持ち時間でしたが、メドレーが多く曲間のインターバルが少なく、内容の濃い演奏でした。
終演後セットリストを拝見しましたが、新曲はまだタイトルが付いていないようで、曲番号やひどいのになると基本リズムパターンがそのまま書いてあったりするのが面白かったです。