ROVO2003/11/23 新宿リキッドルーム
ROVOの主宰イヴェント"MAN DRIVE TRANCE"です。この日はオールナイトで、主戦場だったリキードルームが改装で使えなくなるため、この形態でのライヴはひとまず今回で区切りとするとのことです。
23:00開場。ステージ両脇のスピーカーの前に巨大なスクリーンが設置されているのが目を引きます。そのせいかステージは普段よりもちょっと狭め。客席左脇に２人分のDJブースがしつらえてあります。
23:30〜00:30 NUMB
NUMBはステージ寄り側のDJブースでのソロパフォーマンス。ノートPCの音源をカオスパッド（と思われる）で変調し、ミキサーで重ねていくというスタイル。アナログシンセ風の強烈なスウィープ音と無骨なリズムトラックの組み合わせが、レトロでシンプルなCG映像と微妙にマッチしていて面白い。
00:30〜02:00 DJ KLOCK
その隣のDJブースで続いてKLOCKのプレイ。スクラッチ技等も駆使しつつ、多彩に聞かせます。特に1:30頃にプレイした素朴な女性voの曲はとても良かった。何ていう曲だろう？
02:00〜04:00 ROVO
１．KMARA
２．MATTAH
３．SUKHNA
４．SPICA
５．新曲
６．アンビエントなインプロ〜ドラムデュオ
７．CISCO
（アンコール）
８．KNM!
１曲目は原田のハーモニカをフィーチュアした１でスタート。２はすごく久々にライヴで聴いた気がします。前半のリズムが芳垣のドラム＋岡部のエレクトリックバッド（タブラ風の音色）で構成されていたり、最後の勝井によるテーマぽいフレーズが出てこなかったりで、まるで別曲のような印象です。前回本編のラストだった３はここで登場。前回同様盛り上がりましたが、そのためか４に入るまでの間にちょっと間が入りました。５は前回のライヴで前回のライヴで初演した４曲のうち、最後にやった山本のアルペジオを中心にポリリズムぽく展開する曲。そのまま引き続き最近のライヴでは定番となった６の流れへ。ドラムデュオは最初は岡部のエレクトリックパッドによる電子ノイズ風の音とドラムのデュオから始まり、その後は両者ともジャンベを組み入れた形、そして爆裂ドラムデュオへ以降。引き続きベースの刻みから７へ。岡部がリズムに合流するまでにたっぷり時間をかけたため、２０分近い長時間の演奏に。アンコールは時間の関係かちょっとあっさり目の８で終了。今回はおなじみ曲が中心のセットだったので観客盛り上がりは非常に良かったですが、新鮮味という点ではやや弱かった気がします。
04:00〜 井上薫(DJ)
風邪で体調が悪化していていたので、ここで退散。ROVOの余韻を残すように、最初に"CANVAS"をかけていたのが面白かった。