AREPOS＋上野洋子2004/7/19 大泉学園 in F
ゲストに上野洋子を招いてのAREPOSのライヴです。この日は20時開演にもかかわらず、店オープンの18時前にすでに列が出来ているというかなり異常な状態。そのため、チャージおよび１ドリンク分の料金を前払い、その後予約順に決められた席に通されるといういつもとは違った形となりました。当然ながら立ち見スペースも超満員。
３人が店に戻ってから演奏開始までの間、しばし清水のウォーミングアップを兼ねた（？）ピアノソロが続きます。前半出番の無い上野は、清水の横に場所を移動して、ずっと演奏を聴いています。
１．バラード＃１
２．遠足
３．セレナーデ
４．語らぬ湖
５．森の中のまばたき
６．さみしい男の歌
７．おやすみ
８．少しついてて
９．深海のワルツ
１０．MAYONAKA
清水はこの日はピアノのみで、バスクラ等他の楽器は使用せず。演奏開始前に、盛況ぶりを見て「立ち見の人が大変そうだから、今日はサクサク行きましょう」ということになりましたが、２で異常にテンポが速い演奏になってしまい、「別に演奏を速くしなくても（笑）」３〜５はメドレーで演奏。個人的に初めて聴く曲が多く、新鮮味が感じられるセットです。８の前後で、最近バイオリズムが悪いという清水のドジ話。恵比寿のリキッドルームに行けなくて炎天下を２時間歩き回ったり、これではいかんと譜面を整理してたら、使わない方に整理した方を持ってステージに出てしまったり、その結果最大の聞かせ所のバスクラのパートを失敗したり。ついてないときはまあそういうものです。前半は１時間弱で終了。１０分程度の短いブレイクを挟んで後半へ。その間れいちと上野は、店に置いてあるカエルグッズを何やら物色中(^_^;)。
１１．BLACKSMITH
１２．MORNING LIGHT（トラッド曲）
１３．COLOURS（AREPOSの1STの曲）
１４．FOLK SONG（ジャック・ブルース／ピート・ブラウンの曲）
１５．RECONCILIATION（VITA NOVAの曲）
１６．WALKING TOUR（ZABADAKの曲）
１７．月と恋人（谷山浩子の曲）
１８．あおいフラスコ
１９．こしくだけ
（アンコール）
２０．AN ENGLISH COUNTRY GARDEN
後半は上野を入れた３人での演奏。れいちはタンバリン（１６，１８）、店にあったコンガ（１７）シェイカー×２（１９）を、上野はアコーディオン（１３〜１７）を使用。１１は上野がまずソロで歌い、その後れいちがソロで、最後は２人でコーラス。上野がソロのときにはかなり崩して歌っているのに対し、れいちが入るときにはきっちりと歌う対比が面白い。１２もトラッド曲。１３は２声のコーラスをフィーチュアした曲のため、なかなかライヴでは出来ないという曲。１６は上野いわく「若かりし頃にやっていたバンドの曲」れいち「三つ編みしていたころだよね（笑）」１７は上野が谷山のために書いた曲。上野「（れいちに）声、谷山さんに似ているよね」演奏後、れいち「ちょっと意識して歌い方を変えてしまった」１８ではれいちが上野のパートまで歌ってしまったそうで、上野「言わなきゃ誰もわかんないのに（笑）」１９ではれいちはシェイカー、上野はカエル型のおもちゃのギロを使用。イントロで波の音を表現しようとしますが、「えらい小さい海だね」とツッコミを受けます。
アンコールは予定してなかったようで、「さっき「これで本当に最後です」って言ったのに〜」「これしか（９曲）準備できなかったんです」「こういうときはどうするんだっけ？（客席から「失敗した曲をやる」の声）失敗した曲がばれちゃうじゃん（いや、さっき自分で思いっきり「失敗した」って言ってましたが(^_^;)」「じゃあ、まだやっていない短いあの曲をやりましょう」「（清水）何だっけ？」というわけで２０をやることに。上野はカエルカスタネットで参加。いきなり半分ぐらいのテンポで始まって爆笑。
生で聴く上野とれいちのコーラスはまさに絶品。むしろここまで凄いと打楽器類は不要な気も。レパートリーを増やしてもらって、もっと聴いてみたいです。