愛知万博プレイベント・森の中のパレード2004/10/31 よみうりランドオープンシアターEAST
愛知万博プレイベント「森の中のパレード〜音楽が踊る ダンスが聴こえる」です。これは入場無料で事前申し込み者のみ観覧可能というもの。個人的には何といっても「仙波清彦＋HANIWA EXPO BAND」と名付けられたバンドの演奏が目当てです。とはいえ、決して凄い動員力があるというわけではなし、客席は寂しいだろうなと思って行ってみたら、家族連れを中心にかなりの入りだったのには正直驚きました。
ステージ構成は以下の通り。後列は一段高くなっており、見やすい配置です。
山田貴之 ヤヒロトモヒロ 則竹裕之 真矢 ヒダノ修一
(perc) (perc) (ds) (ds) (和太鼓)
沼井雅之 中原信雄 仙波清彦 鬼怒無月 金子飛鳥
(kb) (b) (ds) (g) (vln)
（演奏曲）
・Groovin' March（山下洋輔）
・ハッシュ（鬼怒無月）
・I Wish You Peace（金子飛鳥）
・人として（沼井雅之）
・Inside Forest（沼井雅之）
・Earth Man（鬼怒無月）
・Wind From Akbar（金子飛鳥）
・大魔神（仙波清彦）
・OREKAMA（仙波清彦）
配布されたプログラムには上記の曲名が表記されていましたが、演奏順はこの通りではなかったようです。
１．アップテンポのジャズロック風の曲でスタート。早速ソロパートでは鬼怒と金子が交代で弾きまくります。この２人が主にリードパートを担当。トリプルドラム＆３パーカスのリズムはさすがに強力ですが、中でもヒダノの和太鼓は凄い。屋内の会場では持ち込むことすら不可能と思われる巨大な大太鼓を使用。これが見た目はもちろん、音の方も凄いインパクト。このせいか、全体的に低音がきつめのバランスでした。
２．コンドルズ＆子供たちの、テープカットと絡めた小パフォーマンスを挟み、鬼怒のボトルネックギターをフィーチュアしたハードロックナンバーへ。打楽器はは則竹の１ドラム、沼田がギターに持ち替えて２ギター中心のシンプルな編成での編成での演奏。
３．ジャンベを下げたヤヒロと、床に置いた太鼓（両面を叩く）を叩くヒダノのデュオにコンドルズの１人のパフォーマンスが加わります。
４．金子の曲"I Wish You Peace"。そのままステージ前に残ったヤヒロの叩くカホンのリズムを中心に、金子のヴァイオリンと鬼怒のアコギを中心にしたメロディアスな曲。コンドルズの白タイツ姿のメルヘンチックな踊りが、美しい曲を台無しに(^_^;)。
５．コンドルズと子供たちによるコント(^_^;)のコーナーを挟んで、３人のドラムによるユニゾンのパフォーマンス。
６．袖から出てきたコンドルズのメンバーによるハーモニカ演奏（かなり上手い）に小パーカッション類がからむ演奏。その後子供たちによるダンスパフォーマンス。BGMはなぜか「サタデーナイト」(^_^;)。
７．以後はバンドの演奏を中心にステージは進行していきます。アフリカ風の６／８拍子リズムに雄大なテーマを持つ曲。ここでは真矢の１ドラム。
８．金子の曲"Wind From Akbar"。ヴァイオリンの低音フレーズを中心にした、ラテン風のリズムの曲。この曲は仙波の１ドラム。以後は３ドラムでの演奏が続きます。
９．打楽器勢全員による、おなじみ「オレカマ」。
１０．ラテン風リズムと鬼怒＆金子のユニゾンによるアラブ風のテーマの組合せが面白い曲。
１１．沼田のギター＆シャウトを中心にしたポップなハードロックナンバー。
１２．一転して沼田のアコピを中心にした前半部から、メロディアスな後半に展開。
１３．ポップファンク風の曲で全員が登場してフィナーレ。
トータル１時間４０分。途中のコントや子供たちのダンスはどうかと思いましたが（微笑ましかったけどね）、バンド演奏部分は気合の入ったオリジナル曲ばかりで演奏のクオリティも高く、十分に楽しめました。観客の多数を占めた家族連れにはちょっとマニアックな内容だったかもしれませんが、内容の質の高さは十分伝わったのではないでしょうか。