東京ナミィ2004/11/20 ディスクユニオン新宿ジャズ館
東京ナミィの無料インストアライヴです。この日のメンバーはナミィ(vo)、鬼怒無月(g)、近藤達郎(kb)の３人編成。レギュラーバンドからb&dsが抜けた形です。閉店後に1Fフロアを片づけて準備を開始し、２１時からライヴ開始。私が１週間前に店に整理券をもらいに行った時には２０番で、ちょっと寂しい入りではないかと心配しましたが、実際には整理券を持たずに来た人が多数いて、それらほぼ全員を店内に詰め込んで超満員の盛況となりました。まずは一安心。例によって通りかかった人が足を止めて聴き入る場面もしばしば見られました。
１．SALOME
２．A-diti
３．人魚の祈り
４．Alabama Song
５．Tirawahat
６．In The Dream
（アンコール）
７．Come Together
鬼怒はストラトを使用。エフェクト類は通常通りでアンプはフェンダーのではなくローランドの小型のものを使用。てっきりアコースティックでやるものだと思っていたんですが、あとで鬼怒に聞いたら「アコースティックだと地味かなと思って、当日朝にこれで行こうと決めた」んだそうです。近藤はアコースティックピアノ音色のキーボード１台のみ。基本的には曲のベーシックな部分を近藤のピアノパートが担い、鬼怒がもり立てるように上物を載せていく形。バンド編成の場合はCOIL組がベーシックを、近藤が付属的なパートの担当となるため、その立場を逆転させたのは面白いです。鬼怒はバンドでのギターパートに加え、小編成ならではのアンサンブル崩しやアドリブを積極的に入れます。３ではエッジばり（鬼怒の場合はギルモアばりというべきか）のディレイを使った細かい刻みを入れたり、バンドではアコギを使っていた５では反対にハード度を増した演奏を聴かせたりします。ナミィは客入れした状態で店に入ってくるなり「凄い距離感（苦笑）」と言ってましたが、バンド編成時と変わらないパワーヴォイスを聞かせます。この辺は鬼怒がエレクトリックだった影響もあったかも知れません。アンコールを含め７曲約５０分で終了。