WAREHOUSE＋柳原陽一郎2004/12/21 江古田BUDDY
元たまの柳原陽一郎をゲストに迎えたWAREHOUSEのライヴです。客入りが（普段と逆の意味で）心配でしたが、結局普段のBUDDY並の入りで安心したような、拍子抜けしたような。ちなみにあとで確認したら、裏で知久寿焼のワンマンライヴがあったために、たまファンの客足が割れたようでした。
１．CAT BOX
２．EZUMI
３．４ノットの悪夢
４．フヒフヒ
５．MAD CAFE
６．GOOD NIGHT HONEY
７．ブンバカ
（休憩）
８．TOM BOY AND ME
９．牛小屋
１０．ジャバラの夜
１１．レイ
１２．あえて旅人
１３．カズー組曲＃５
１４．マナズルー
１５．キャロット・パーティ
（アンコール）
１６．オゾンのダンス
鬼怒はレスポールとアコギの２本のみを使用。ストラトだと音色がソリッド過ぎるのでレスポ選択は妥当か。大坪はバスドラをセットし、要所で使用。高良はヴィブラフォンを中心に、右手にスネアとフロアタム、ハイハット、シンバル類を、左手にスリットドラムをセット。セットに加わった赤い木魚は後半の柳原参加曲で効果的に使用。７ではおなじみチューブドラムを使用。これは演奏時のみ舞台袖から中央に持ち出してセット。
１〜８はWAREHOUSE単体での演奏。４のペットボトルのアンサンブルから続くアコギのソロを軸にした長時間のインプロや、５中間部のランニングベースを軸にしたジャズ風のセッションなど、いつもよりインプロ度高めか。当初は６を５の前にやる予定だったようですが、４のインプロが思ったより内省的だったため、急遽入れ替えたとか。大坪「言わなきゃわかんないのに（笑）」７でセンターに出てきた高良に鬼怒が「髪を切りましたね。チャーリーズ・エンジェルのイメージ」これには一同頭に？マークが(^_^;)。
９からは柳原が参加。まず９はアコーディオン弾き語りのソロで演奏。１０〜１２の３曲は、WAREHOUSEの３人が柳原のレパートリーから１曲ずつ選び、責任を持ってアレンジするという企画。１０は大坪の選択で「アラブ風」。ただでさえレゲエ＋沖縄風なのにアラブが加わったため、さらに強烈なごった煮状態に。特に鬼怒のギターソロは全く別のスケールを行き来しながらのもので、スリル満点（？）。１１は高良の選曲。アコギと大坪のリコーダーをフィーチュアしたやっぱり内省的（この日のトレンド？）なテイスト。鬼怒の１２は最近のボンフルを思わせる高良のミニマルなフレーズ、鬼怒のディレイ刻みの淡々としたバッキングが劇的な歌メロと好対照で秀逸なアレンジ、と思ったら演奏後に「実は全然違うアレンジだったんだけど、直前のリハで全然出来なかったので急遽アレンジし直した」とばらしてしまいます。言わなきゃわかんないのに(^_^;)。１３は柳原はメロディカで参加。１４・１５はWAREHOUSEの曲に柳原が詞を付けて歌うというもの。大坪のウクレレと鬼怒のアコギを中心にしたアレンジ。柳原は前月にWAREHOUSEのテープを持って北関東の旅に出たんだそうで、そのイメージが１４に反映されたそうです。まるで最初から歌モノだったようなハマリぶりはさすが。メンバー全員絶賛していました。その後も群馬出身の鬼怒と鯉料理やら足尾銅山やらの北関東ローカルな話題で盛り上がっていました。１５はあのメロに詞を付けて歌うのはかなりムチャでしたがこれまた楽しい結果に。アンコールはおなじみのたまナンバー１６で終了。
予想通りこの組合せは相性バッチリでした。ぜひとも新ネタを加えて再演を。