PERE-FURU＋イーヨ、eEYO idiot2005/3/3 吉祥寺MANDALA-2
eEYO idiotとPERE-FURUのライヴです。PERE-FURUにはゲストでイーヨが加わります。
・PERE-FURU（鬼怒無月g、勝井祐二vln）＋イーヨvo
１．鬼怒＋勝井デュオ１
２．鬼怒＋勝井デュオ２
３．リタ
４．シャポー
５．アリイシュカ
６．（新曲）
７．鬼怒＋勝井デュオ３
この日は鬼怒はガットギター、スチール弦のアコギ、ドブロと全てアコースティックの３本のギターを使用。エフェクターはBOSSのマルチタイプを入れてましたが、ほとんどチューナーとしてしか使っていなかったような。あと要所でコンプらしきのを入れてました。勝井はZETA１本のみを使用。YAMAHAのサイレントは予備用。デュオのインプロを２曲やった後、イーヨの曲を４曲。初共演ということもあってかイーヨが選んできた曲はいずれも童謡や民謡を思わせるようなシンプルで素朴な曲ばかり。こういった曲を素材に多彩な技で膨らませていくのはお手の物です。最後に再び短めのデュオインプロで終了。
例によってこの日も盛り沢山だったMCの内容は以下の通り。
・２人の親しい友人（誰？）が最近結婚したと言うことで、お互いの結婚パーティの余興の話題。勝井の結婚式でやった鬼怒＋一噌の酷い出来のリコーダー組曲（しかも４楽章全部やって宴席を凍り付かせたという）や、鬼怒の結婚式で祝辞を述べた人の中にあの記本一儀氏（懐！）が入っていたのが面白かった。
・イーヨを迎えたところで、彼女の落ち着きの無い様子や、ステージ上をあちこち動き回る様子を見ての「マイルス効果」、最近話題に出た「バークレー理論」についての話。しかし、「バークレーって人名？ 山田バークレー？ キャロライン洋子みたいなもんか」って....。２月のＭＣで出た「ぴったしカンカン」じゃないんだから(^_^;)。
・深大寺のだるま市の話題から、「俺は群馬出身だからだるまにはうるさい」という鬼怒が上州だるまについて熱く語る。
・eEYO idiot（イーヨvo、内橋和久g、中原信雄b、外山明ds）
１．ブラン
２．アルザシアン
３．カーム
４．ラッカ
５．パーカ
６．ブーフィー
７．リガ
８．（ラウ）シャポーの兄弟曲
９．クラック
１０．アウビィ
（アンコール）
１１．クラック（再演）
内橋は、BOSSのツインペダル型ディレイ１台にヴォリュームペダル、丸形のエフェクター（ファズ？）のみという、彼にしては極めて少ないエフェクターの数。ピックを使わず指弾きでGodinのギターの生音を中心に聞かせます。ヴォリュームペダルでフィードバック音を細かくコントロールして加えたりします。外山は客席から見て横向きにドラムをセット。バスドラにマイクをセットしている以外は上空の２本のマイクのみで拾っています。
曲はやはりシンプルで素朴な歌ものが中心。イーヨのふわふわとした柔らかい歌に、中原の動きのあるベースで骨格を固め、内橋＋外山が自由度の高い演奏でもり立てていく形が中心。２人は主にアンサンブル重視の大人しめのプレイですが、時折見せる疾走場面の迫力はさすが。イーヨはここでも落ち着き無くあちこち移動しながら歌います。メンバーが密集していてステージ上に空きスペースが多かったのはこのせいか？ ８はセットリストになかった曲ですが急遽歌いたくなったそうで、それでもなんとなくバッキングできてしまうメンバー達はさすがというかもう慣れているというか(^_^;)。アンコールではイーヨがまた段取り関係なく全員のセッションを呼びかけますが、すでに鬼怒＆勝井は機材撤収後で実現せず、ちょっと残念。実現していたらかなり面白い演奏になったのではないかと思いますが。