PARA 7/13

PARA

2013/7/13　高円寺HIGH

PARAとNESSの２マンライヴです。私の目当てはもちろんPARAだったのですが、会場についてみるとものすごい人だかり。なんでもNESSのゲストとして大槻ケンヂが出るんだそうで、そのためチケットはソールドアウト。中に入ってみると回りは普段私が行くライヴの客層とは全く違う、若い女性客ばかり。会場全体の女性率も高い、というかほとんど女性客という状態です。山本も出てくるなり客席を見渡して「うわっ、いつもとぜんぜん違う。僕らはかなり難しいことをやるんですが、大丈夫かなあ（笑）あ、これは女性差別ですね」などと発言。

PARAのステージ構成は向かって左からYOSHITAKE EXPE(g)、西滝太(kb)、千住宗臣(ds)、山本精一(g)。通常はこれに続いて家口成樹(kb)が続きますが、そのスペースは空いたまま。なんでも移動途中の海老名での自己渋滞に巻き込まれたためだそうで、結局この日は４人編成で演奏することに。山本曰く「いなくても大差ない（笑）」ということですが、もし来れなかったのが西や千住だったらと思うと、まあそういうもんかもしれません。ちなみに家口はこの後幕張で行われるFREE DOMMUNEにもEP-4 UNIT3のメンバーとして参加する予定でしたが、さすがにこちらには間に合っていました。西のベース用のシンセがMS-20から別のものに変わっていたのが気になりました。

　１．PASTRAL
　２．新曲
　３．M/O
　４．CORINTO
　５．ARABESQUE

そしてこういう客層の時に限って１曲めがこの曲だったりします(^_^;)。これがCUBEとかだったら取っ掛かりとしてはわかりやすくていいのかも知れませんが、逆に最初のこの曲を聞いちゃえばあとは何が来ても大丈夫、とは言えますが(^_^;)。４人での音はキーボードの１パートが欠けた事により複雑さがちょっと緩和されるかと思いましたが、その分逆にギターの２パートのずれ方などが明確に聞こえるようになり、言うほどシンプルになったようには感じません。ただ、普段とは違った音で新鮮味を感じるのは確かです。３の中間部でユニゾンしていた各パートが一斉に違うテンポに変わるパートでは、集中と拡散のコントラストがいつもよりも感じられない点ぐらいが気になる箇所でした。PARAを初めて聴くであろう周囲の女性客の反応はやはり棒立ちがほとんど。しかし終わったあとは結構好意的な反応を示していたようだったので、PARA的にはこの対バンはまず成功だったと言えるのではないでしょうか。演奏は計５０分ほど。

私はここで幕張メッセに行くため会場を後にしましたが、あとで分かったところによるとNESSのアンコールで山本が入ったセッションが行われたんだとか。大槻と山本は初対面だったんだそうで、演奏よりもこの２人でどういうやり取りがあったのかが気になったりします(^_^;)。

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