Mats/Morgan BAND、Richard Pinhas＋吉田達也
2014/11/18 大阪Conpass
いよいよツアー最終日の大阪公演です。始まる前に関係者から聞いた話では、ピナスは初日からひいている風邪が未だ治らず、Mats/Morgan組は前日終演後居酒屋でずっと飲んでいたんだそうで、皆楽屋で爆錘状態とのこと。Hielmだけは大坂城を見物しに行ってご満悦だったとのことでした。
会場は予想通りオールスタンディング。私はこの日はMatsの演奏をじっくり見たいのでMats寄りに場所を確保しますが、まさかあんな事態になるとは予想しませんでした(^_^;)。
・Richard Pinhas＋吉田達也
前日とは構成が変わっており、まず２人で演奏を開始したあと途中いったん吉田が抜けてピナスのソロとなり、最後はまた吉田が入ってデュオになるという形。前日の名古屋ほどではありませんがこの日もピナスの音は低音が良くでておりバランスは良好。前日と同じく30分＋10分くらいの２セット演奏しますが、２セット目途中でピナスはディレイにつながっていたプラグを引っこ抜いてアンプに直結。その後はそのまま演奏していました。終わったあとの様子を見ているとどうやらディレイにトラブルが発生してしまったようでこの処置を行ったようでした。ちょっと消化不良だったかな。
・Mats/Morgan BAND
Mats Öberg(kb)、Morgan Ågren(ds)、Gustaf Hielm(b)、Stefan Järnståhl(g,kb)
ステージセットは前日とほぼ同じ。Morganのドラムセットが２フロアタムに戻っていましたが、これはフロアタムを１台追加で借りれることが出来たからだそうです（なので１台だけ他のセットと色が異なる）。そして問題はMatsの立ち位置で、彼一人だけステージの前ギリギリに位置を取ります。このためMats側で見ていた私の目の前約数十センチでMatsが演奏する、という事態に。いくらMatsが見たいとはいえこれはさすがに近すぎです(^_^;)。
セットリストは前日の大阪と同じ。前２日はステージ全体に目配りして見るようにしていましたがこの日はほぼMatsの手の動きを中心に見ることに。残念ながらシンセのパネル面は見れませんでしたが指の動きの速さや感覚的なパラメータ操作についてはしっかり目視してきました。ハーモニカ＆ハープ音色のソロでのサスティンペダルの繊細な使い方も見応えあり。アンコールは残念ながら回転パフォーマンスはなし（というわけで見れた名古屋のお客はラッキーでした）でしたが、最後の大暴れの場面ではHielmが音を出しながらなぜかベースの弦を外し出すという謎の行動に。これはさすがに意味不明です(^_^;)。さらにもう１度アンコールがかかりましたが再登場して「もう曲が無い」ということで挨拶のみで終了。時間も前日同様１時間半ほどの演奏でした。
さすがに３公演目はどうかと思ったんですが思わぬMatsどアップポジションで見れたため前日までと同様楽しめました。Mats/Morgan組は翌朝の便で帰国したそうです。なるべく早い機会の再来日、そして出来れば旧レパートリーも交えてたっぷり時間を取ったライヴに期待したいところです。
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