ROVO
2015/6/21 日比谷野外大音楽堂
ROVOの毎年この時期恒例の野音でのライヴ、"MAN DRIVE TRANCE SPECIAL"です。この日の対バンはハナレグミ＋U-zhaaan、YOUR SONG IS GOODの２組。天候が怪しかったので私は途中からの参加。17:30頃に着いてみるとちょうど雨がほぼ上がりかけで、ユアソンの演奏で観客が盛り上がっている最中。悪天候にもかかわらず観客は大入り満員です。後の勝井のMCで「野音で１３年やってるけどROVOの演奏中に雨降ったことが一度も無い」と話していましたが、当日ROVO出演まで降っていてもROVOの時間になるとちゃんと止んでいるのは確か。しかし最初から晴天というわけではなく、直前まで降るぞと思わせといて最終的に晴れる、という完全な「晴れバンド」でないところがこのバンドらしいというか何というか(^_^;)。
18時過ぎからROVOの演奏開始。ステージ配置はいつものように、ステージ向かって左から益子、山本、岡部、原田、芳垣、勝井の並び。益子はローランドのM-49とSH-101を使用。右手側のカバーの中は３月のサムズのライヴでも使っていたA-49の音源用のMacBookが置いてあったようでした。山本のエフェクターは例によってこの会場では詳細確認できませんが、いつもの歪み系にワウペダル、ピッチシフター、トレモロパン、リバーブ、ディレイを使っていた模様（ピッチシフター併用でフェイザーも使っていたかも）。岡部はトラップドラムのセットにカホンとジャンベ、セカンドスネアを加えたセット。３月に使って気になっていた右手頭上のホイールはこの日は未使用。原田は今日も椅子を用意していましたが、この日は座って演奏するより上に立って演奏するのに使う方が多かったか。ちなみにあとで本人に聞いたところ「上に立つとジャイアント馬場よりも高い目線になる」んだそうです(^_^;)。芳垣は象形文字の入った１タム１フロアのセットに、右手側に１台スネアをセット。どこで使うか注意してみていたんですが、岡部とのデュオでベル類を上に置いて叩いていたぐらいで目立った使用はありませんでした。同じくデュオの冒頭で使用したジャンベはスタンドにセットせず、使用時のみ足に挟んで演奏。
１．SPICA
２．新曲（１３拍子の曲）
３．新曲（３＋４ポリリズムの曲）
４．新曲（メロディアスな曲）
５．ドラムデュオ〜NA-X
６．D.D.E.
（アンコール）
７．SUKHNA
"FLAGE"から３曲、新曲３曲、”PHASE”から１曲というセレクト。サムズの時からさらに１曲増えて"FLAGE"押しがさらに強まったか？ まずロングチューンの１からスタートし、続いて３月のサムズで初演した新曲３曲を続けて演奏。初演時と比べて基本的な曲構成は大きく変わってはいませんが、今後のROVOの活動としてはこれまでのようにこの３曲をライヴでブラッシュアップしていき、将来のアルバム制作に向かっていくのではないかと思われます。５はジャンベ２本によるデュオから始まって岡部が先にドラムに移行し、芳垣はセカンドスネアやタム類の上に置いたベル等の金物類を加える演奏からドラムに移行して最終的には叩き合いに。そこから"NA-X"へと続く流れはお馴染みです。本セット最後は爆走度が高い７で終了。アンコール前に勝井が話した後山本が続いて喋りますが、「みんな盛り上がってるか！」「右翼に負けるなよ！」などと変なテンションでシャウトするのが可笑しい。何でもライヴの始まる頃に外宣右翼が会場近くで騒いでいたそうで（帝国ホテルが対象だったらしい）、そのせいでこのテンション＆発言だったんでしょうか。しかし演奏が終わって引き上げるときに再びマイクに向かうと「変なこと言ってすいませんでした」とやって、また爆笑。このあたりはさすが山本といったところです。演奏はトータル２時間弱で終了。
この日は雨模様でヤケクソ気味だったせいか、観客の羽目外し具合がいつもに増してひどかったようです。終演後に私が見ただけで人が倒れる瞬間を３度も目撃したし（倒れた後というのはよくあるけどその瞬間を見るのはほとんど皆無）、会場の汚れ具合もかあんりのもので、来年以降のこの会場での開催も心配になるほどではあったりします...。
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