山本精一
2022/2/16 東高円寺UFO CLUB
「山本精一うたものソロ・ワンマン（エレキ弾き語り)」と題されたライヴです。山本のここでのライヴを見るのは2019年以来。ここでのライヴはバンド形態のものが多く弾き語りはちょっと珍しいでしょうか。
ステージ中央奥寄りに山本は位置。いつもの黒ストラトを使用。エフェクターはDOD 250、オーバードライブ、リバーブ、ディレイ×2。ディレイは前段はステレオで後方の２台のアンプに分けて出力。片方を後段のものに繋いでこちらはルーパーとして使用。
1.眼がさめる前に
2.Windmill
3.不可思議な私へ(selfy)
4.ゆうれい
5.ますら
6.サナギ
7.サークル
8.ハッピーバースデー
9.フレア
10.生まれ変わるところが
(アンコール)
11.フラット
Selfyから4曲、羅針盤時代の曲を4曲、その他から3曲という選曲。昨年秋にやった歌ものライヴでselfyからの曲が意外に少なかったですが、今回は割と多めでちょっと遅れたレコ発といった印象。3は”UR TRACKS”収録の歌詞違いヴァージョン。昨年のライヴでも”Haigorei”を歌っていましたがこれはレアかも。CD収録版の歌詞が一部残っているので、妙な不条理感が出ているのが面白い。7はバンド形態では最近になってやっていますが、弾き語りでやるのはちょっと珍しい。キレキレのコードカッティングが素晴らしい。後半のインストパートはループを併用してラウドに展開。その余韻か8の後半、リフレインのパートがどんどん高速&ハイテンション化していくのが面白い。最新作から羅針盤ファースト収録曲という流れで美しく本編は終了。ここまで50分超。アンコールは昨年10月のライヴでもやった11。この日はループリフを使ったインストパートをイントロ・間奏・エンディングと3度に渡ってフィーチュア。それぞれソフトで淡い、やや音の強度強め、ファズトーンでラウドめと演奏のタイプも変えて聴かせます。この曲だけで約20分とたっぷり演奏。休憩なしでトータル75分ほどの演奏でした。
この日の中ではサークルとフラットの2曲がレア度だけでなく演奏の質的にも素晴らしかった。2日後に日の出町・試聴室でも続けて歌ものソロライヴがありますが、選曲がどうなのか注目です。
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