RUINS　4/6

RUINS

2024/4/6　吉祥寺曼荼羅

ルインズのワンマンライヴです。この会場でのワンマンライヴは年２回程度定期化していますが、この日は外国人客が多数詰めかけて満員の盛況でした。前回も外国人客は見受けられましたがまた増えた印象。やはり円安効果でしょうか...。

ステージ向かって左に吉田、右に増田という配置。吉田は２タム１フロア、低チューニングのセカンドスネアというセット。昨年秋のライヴに続いてエレクトリックパッドは使用せず、足元にはヴォーカル用にディレイ、ブースター、ハーモナイザー、電子音エフェクト用にカオスパッドミニを配置。セカンドスネアは打面にテープを貼ってミュートを加えています。増田は増田はスタインバーガーの白の５弦モデルXM2-5（白）を使用。エフェクターはTECH21 Sansamp Bass Driver DI(プリアンプ)、Earthquaker Dvices Blumes（ベース用オーバードライブ）、Walrus Audio Polychrome（フランジャー）、TC Electronic HyperGravity Compressor、BEHRINGER BASS OVERDRIVE、Xotic X BLENDER、BOSS OC-5 Octave、DIGITECH Whammy Ricochet(ピッチシフター)、Donner Deluxe Looper、BOSS DD-8(ディレイ)を使用。歪み系はまた変わりましたがこの日はBlumesのみとぐっとシンプルに。アンプはベース用とギター用の２台を使用。

　１．Grubandgo
　２．Warrido
　３．Bupphairodazz
　４．Graviyaunosch
　５．Kippssidamn
　６．Thebes
　７．Fallout
　８．B.U.G.
　９．Yawiquo
（休憩）
１０．Schvostess
１１．Hyderomastgroningem
１２．Burning Stone
１３．Memories Of Zworrisdeh
１４．Misonta
１５．Hexagon
１６．Ffilhizabmn
１７．Del Fanci Kant
１８．Vrresto
１９．Big Head
（アンコール）
２０．Speed Ball

この日はレア曲はなし。７がレアかと思いましたが私が行っていない最近の対バンの出るライヴでは何度かやっているんだとか。個人的にはRUINSの曲では珍しくストレート疾走系の曲で新鮮味があってここで聴けたのは嬉しいところ。とはいえアンコールの２０は2016年の活動再開第一弾ライヴで聴いた以来だったり、久々に取り上げる曲も。増田脱退後の後期のアルバム"Pallaschtom"からの曲が５曲（いずれも複雑さ・難解さではピークレベル）、増田加入前の"Stonehenge"からの曲が４曲（これはシンプルながらクセの強い曲。ベースが記本だったせいかも）と、増田在籍時以外の曲が多めに配されているのが面白い。このあたりの選曲は増田の意向も入ってたりするんでしょうか。エレパッドがなかったり、８や１７でのインプロ場面でピアノを使ったり楽器を交代する、といったこの会場ならではの趣向もこの日はなしで、RUINSとしての演奏で押す、という方向性だったでしょうか。音圧も全体的にかなり高めに設定しているようでした。吉田のヴォイスはピッチシフターを低いチューニングにセットして使う場面がこの日は目立ちます（９など）。

なかなか全部のライヴを制覇するのは難しいところですが、この会場でのワンマンは可能な限り見ておきたいところです。

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