マリア観音、BONDAGE FRUIT95/10/5 渋谷LA-MAMA
マリア観音主宰のライヴシリーズ「背徳の扉 Vol.26」。場所はおなじみ渋谷ラ・ママ。今回のゲストはボンデージ・フルーツです。
先攻はボンフル。既に一部の方はご存じだったでしょうが、前回シルエレのライヴを最後に安紀が脱退し、後任に福岡ユタカが加入して初のライヴです。
１曲目「大地の子」冒頭ではリズムが合わない場面が見られて、一体どうなるのかハラハラしてしまいましたが(^_^;)、中盤持ち直してから後は無難に１時間ほどのステージを終えました。まぁ初ライヴという事もあるし、多少のミスは仕方ないでしょうね。
全５曲、全て既存の曲を演奏しましたが、安紀のパートをそのまま福岡が歌うという構成でした。そのためか、あまり福岡の良さが生かされていないかな、と感じてしまいました。２人の音域って結構違ってますしね。やはり真価が問われるのは、福岡用の新曲が書かれてからでしょう。既存の曲は思い切って構成を変えちゃうか、福岡のパートだけ書き直さないと今後は厳しいかもしれません。
でも、さすがに「飛行する子」なんかのアコースティックな曲にはばっちりはまっていましたね(^_^)。
なお、ボンフルは2ndアルバム・レコーディングモードに突入するため、今年はこれが最後のライヴになるそうです。その代わりといっては何ですが、１２月に鬼怒＆勝井デュオで関西ツアーを行なうそうです。これは今年１月の神戸でのライヴが震災で中止になったもののリターンマッチ？ とかで、デュオながらボンフルの曲や、勝井が昔在籍したバンドの曲等も演奏するそうです。12/19が京都磔磔、20が神戸ビッグアップルの予定。
さて後攻のマリア観音。２月以来のライヴでしたが、相変わらず凄いテンションです。壮大なオルガンのイントロで始まる１曲目の「漆黒界」から飛ばす飛ばす。木幡は１曲目でいきなりギターの弦を切ってしまいました(^_^;)。しかし、マリ観は前列正面で見るのが一番スリリングですね。でも、さすがに最前列で見る勇気はないけど(^_^;)。それにしても、かなり構成に変化のある曲だったり、複雑なキメがあったりする曲をあれだけ暴れながらも、しっかりと演奏してしまう実力は、ほんとにハンパではないです。木幡はジャズロックなんかも聴いて勉強しているようですが、どんなのを聴いているのかな？
中盤、割とおとなしい曲が続いて「これが噂の新展開か？」と思ったんですが、後半はまたハードな曲が続きます。汗や唾が飛ぶのはわかるけど、泡を吹きながらの演奏というのは初めて見ました(^_^;)。木幡は暴れているうちに、自分のドラムセットに突っ込んで腕から流血するし(^_^;)。ＫＢの小森が弾きながら蹴りを連発するんですが、これがそばで跳ね回っている木幡にいつか当たるんじゃないかと、ハラハラしながら見てしまいます(^_^;)。
曲は新曲がいくつかあったり、既存の曲もかなりアレンジが変わっているようで、なかなか新鮮味のあるステージでした。
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