吉田達也＋DAVID MOSS95/10/19 高円寺SHOWBOAT
吉田達也とDAVID MOSSのデュオライヴです。
客入りは７割くらい。想い出波止場＠渋谷クアトロとのバッティングの割にはまあまあの入りでしょうか。ステージ上にはそれぞれのドラムセットが並んで置かれています。
最初は吉田ソロ。例によってドラム、ギター、キーボード、ヴォーカルの同時演奏です。相変わらず凄い演奏ですが、今日は時間が２０分ほどと軽めです（これでも？(^_^;)）。
続いてモスのソロ。最初はドラムキットには座らず、会場内にあった観葉植物や花瓶、酒のボトルなどをステージ上に持ち込み、それらが喋っているという設定の？ヴォイスパフォーマンスを繰り広げます。さらに、バンドネオンを弾いたり、マリリン・モンローの写真を胸の上に入れて歌ったり、カリンバを弾きながら"WORLD MUSIC,WAVE RECORDS,FU*KIN' WORLD MUSIC"などと歌ったり(^_^;)。
後半はドラムセットに座って、歌いながらドラムを叩いたり、ドラムセットの横に置いたハープのような楽器やMIDIパッドで電子音を鳴らしたり、テープループ（ＭＤを使ってたかも）やサンプル音をバックにしたりといった演奏。モスのセットは、シンバルをぐにゃぐにゃに曲げてミュートしていたり、スネアの横にサンプラーのトリガーらしきものがついていたりと、なかなか面白いです。全部で４０分ほどのステージでした。
最後は２人によるデュオ。基本的にはモスがテーマを提示して、それに吉田が合わせていく、という感じで進行していきます。モスが「私がループを作るから、それに合わせてソロを叩いて」と指示したり、「MORE BEAUTIFUL MUSICをやろう」と言うと吉田がハイトーンのヴォーカルで応える、といった場面も見られました。途中、モスがオモチャの「じゃんけんマシン」（こう呼ぶのかどうか知りませんが）を使ってパフォーマンスをしたあと、ハウリングが止まらなくなって、モスが「この音を何とかしてくれ。これじゃ演奏できないぞ。サウンドマン！」と怒って見せますが（ほんとに怒ってたかどうかは不明）、そのじゃんけんマシンがハウリングの原因とわかって、「ごめんねサウンドマン」と平謝りしてました(^_^;)。
本ステージは４０分ほどで終わり、アンコールでは２人ともスタンドマイクに向かってのヴォイスのみのパフォーマンス。突然マイクの高さの競い合いが始まったりして、なごやかにステージを終えました(^_^;)。
とても面白かったです。きっとＣＤ等で音だけ聴いてると、なんか凄く難解なことをやっているように感じるんだろうけど、実際にステージの上で行なわれていることはとてもユーモラスで楽しい、といった印象。これも人柄のなせる業なのかもしれません。
難波のステージでは対バンがあったようですが、２人のソロは無かったのかな？
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