HAPPY FAMILY,SMILE LIKE DOG,CRANE,オリビア☆ニュー☆トン☆ジョン96/02/16 渋谷 LA MAMA
オリビア☆ニュー☆トン☆ジョンのレコ発ライヴ。
当日は雪模様の上、開場が１時間も遅れてしまいました。待ってる方は大変だったぞ。で、この天候の割りには大変な入場者。私がラママで見たライヴの中では過去一番入ってたかな。後ろの立ち見エリアに酔っぱらったガラの悪い客が数人いて、一種異様に盛り上がっています。特にCRANEの時が一番うるさかった。
・HAPPY FAMILYさて、１番手は森本欠席で（結局客席にも来ていないようだった）３人編成となったＨＦ。ＭＣや進行はどうするのか、と思ってたら、泉谷がしっかりやっていました。さすが年長者？
１．腕組んで仁王立ちする男
２．おとなの絵本
３．新曲１（ノード社とリード社と）
４．新曲２（東京駅で昇天）
５．新曲３
６．暴走機関車
７．アーミー・オヴ・ミー（ビヨークのカバー）１はss,e-g,dsの編成での演奏。泉谷がセミアコ以外のギターを弾くのを初めて見ました。２や６といった既成曲はＫＢをそのまま抜いたアレンジですが、元々の曲作りのためかそんなに違和感無いです。むしろＫＢがいない分、バランスよりも飛ばす事が主体の演奏でなかなか新鮮味がありました。
３〜５が各人が持ち寄った新曲ということで演奏されました。これらも既成曲に比べてよりストレートなノリが前面に出た感じ。４は前半泉谷のノイジーなソロ、後半は２／１１のライヴで演奏した「東京駅で昇天」のモチーフを使用。５はベースのリフが非常にかっこいい曲で、うまくいけば「人間魚雷回天」並みの名曲に化けるかもしれません。今後に期待。３人編成のＨＦは想像以上に新鮮で楽しめました。是非「平日版ＨＦ」としてレギュラー化してほしいです。
さらに圧巻だったのは、ゲストにSUPER JUNKY MONKEYのヴォーカルMUTSUMIをフィーチュアした７。この MUTSUMIちゃん（と呼びたくなるくらい、ちっちゃくてかわいい）が凄い凄い。圧倒的な声量、このテのヴォーカルでは他にあまり類を見ない（私が知らないだけかもしれんが）ソウルフルという感じさえする歌唱力、そしてブチ切れのステージアクション（さすがに前列で座って見ている客に向かってダイブはしなかったけど）。これがＨＦのうねりまくるリズムと見事に一体化して、素晴らしい演奏。ＨＦのこの演奏に合うのはこのvoしかない、という感じすらします。
この顔合わせが今回１回限りで終わるのは、絶対惜しすぎ。是非ＳＪＭと対バンでライヴをやってほしい。で、アンコールはやっぱりMUTSUMIちゃんに歌ってもらうと。でも、人がポンポン降ってくる会場に見に行くのは、ちょっと辛いなぁ。
いやぁ、待ち時間の長さもあって、ＨＦの４０分で全精力を使い果たしてしまいました。後の３バンドは短めにいきます。
・SMILE LIKE DOG脱力女性vo、男性g＆bの３人編成で、リズムマシンやサンプラー、DATのＳＥを織りまぜながらの演奏。雑誌EX:ITでのインタビューによると、「ノイズ＆ポップス。デス渋谷系を目指してる」とか。DATのトラブルで１曲飛んでしまったのは残念。２０分ほどでサクサクと終了。
・CRANEＨＦのお友達バンド。フロント３人（vo,g,b）に色っぽいおねーちゃんを配したバンド。しかし１曲目から「ピンボールの魔術師」だし。voの子の決まってるのか決まってないのかよくわからないステージアクションといい、なんだか宴会のアトラクションを見ているようでした（楽しかったけど）。
・オリビア☆ニュー☆トン☆ジョン本来のメイン（私はもうＨＦで満足しちゃったので、すでにどーでもよくなってしまっていましたが）。なんかプロが趣味でやってるコスプレバンド、てな印象。中盤のＭＣ＆インプロ持ち回りは面白かったな。チューバのBon ジュウロー氏がなかなかいい味出してました。
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