RUINS,HARPY,PIRANEZI96/08/19 高円寺20000V
フレックスを使って早めに行ったおかげで一番乗り。最前列中央で見ることが出来ました。ここは遅れて行くと全然見えないですからねぇ。
・PIRANEZI
1.MANIERISME I
2.ANALYSE
3.RANGE
4.MACHINA
5.ETALON EPERONEE
6.PHNTASUMAL
7.ICONOROGIA
8.DOMINAベースが１人抜けて４人編成になってからは初めて見ましたが、何かあんまり不足感を感じないなぁ。今の編成の方がすっきりしていて、かえっていいんじゃないかな、とも思います。こうして聴くとやっぱり"DOMINA"のキャッチーさが圧倒的ですね。でもこういうタイプの曲を増やしていくと、きっと「○○のパクリみたい」と口うるさい向きから言われるでしょうから、つらいところですね。
・HARPY（いとけんds,きょうこvo,すずきg,おのてつkb）
1.DOLPHIN
2.WHIP CREAM
3.マサチューセッツ
4.CUTTING
5.GREG LIKES PEANUT BUTTER
6.PUMPKIN SHARK
7.WASH A GUN
8.2.31 CAFE
9.SERVICEスティックのとしえいが脱退し、代わってギターのすずき（MILK+）、キーボードのおのてつ（ビデカズ、オシツオサレツ）の２人が加わって４人編成になったHARPYの初のステージ。メンバーが増えたのに音が薄くなったように感じてしまうのがおかしいです。"HAVANA"のようなヘヴィチューンは姿を消し、よりキッチュでかわいい曲が増えました。特に童謡みたいな７はとぼけてて最高。
HARPYはフェルディナン・リシャールのレーベルからアルバムが秋に出るそうです。これも期待大ですねぇ。
・RUINS（吉田達也vo&ds,佐々木恒b）演奏曲はアンコールも含めて１３曲。後半に"GRUBANDGO" "B.U.G." "BIG HEAD"といったお馴染みの曲をやった以外は、全くの新曲か昨年からライヴでは演奏されているアルバム未収録曲でした。計１時間超のステージ。
新メンバーの佐々木恒（ヒサシ）の使用楽器は遠目には普通のギター。これが出てきたときには「えっ、ベースじゃないの？」と驚きましたが、弾くとベースの音が出る。どうやら、ギターの下４弦をベースのものに変えて、上２弦をギターのにしているようです。しかもコードが２本延びていて、１本がギターアンプに、１本はベースアンプに入っています。
この楽器、ワンストロークでギターとベースの音が同時に出せるのが面白いですね。アンプを分けているため適度に音が分離して厚みもアップしているように感じます。また、吉田のシンセパッドとギター弦部分でメロディアスな演奏を聴かせる、という場面も見られました。
演奏自体は若さに任せた勢いのある、悪く言えばラフにも聴こえる演奏。吉田も煽られてか飛ばし気味で、前半で早くも息がハーハーいっています。全体的にはちょっと昔のノイジーな頃に戻ったという印象かな。前任の増田のすっきりした音＆プレイに比べると対照的です。
自称ローディーの津山は「あと２回ほど長いツアーをやったらもうおらんやろ」と言っていましたが、そうなる前にこの編成で早くアルバム作って欲しいです。
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