BONDAGE FRUIT

 96/08/29 新宿PIT-INN


第?期新生ボンフルの初ライヴです。メンバーは鬼怒無月g,勝井祐二vln,高良久美子vib&perc,大坪寛彦b,岡部洋一perc。ゲストに本間TECHIE-vo,岩村ゆかりvo。

 1.金属の胎児

 2.飛行する子
 3.COTTLESTON PIE
 4.大地の子
 5.オクトパス・コマンド
 (休憩)
 6.子供の軍隊
 7.子供のトロッコ
 8.架空の魚
 9.TERMINAL MAN
(アンコール)
10.GEL-COLLOID

ゲストの本間TECHIE、岩村ゆかりの2人は3〜5、9の4曲に参加。また7には岩村、8にはTECHIEがそれぞれ参加しました。

ゲスト不参加の曲は5人で演奏。1と9では高良もヘッドセットマイクを使ってコーラスに参加していました。さすがにさがの後を埋める、というレベルにまでは至っていませんが、思ったほどは違和感ありませんでした。

ゲストの2人は見事なぐらい対照的なキャラクター。岩村は女子プロレスラーの紅夜叉にちょっと似ている人で、普段はソウル/ファンク系の活動をしており、声量は文句無し。ただし、ソロヴォーカルの場面ではちょっとフレージングが弱いなぁ、という印象でした。TECHIEは逆に声量は少ないけど繊細なウィスパー系のヴォイスです。歌っている風情がアンニュイな感じだな、と思ってたんですが、あとで知人に聞いたら「あれでも今日はやる気がある方だった」との事。ってことは、普段は....? とにかく、2人ともとてもボンフルに合ってるとは思えないキャラクターで、ミスマッチ的な面白さは感じられました。

2人とも最初は慣れないためかぎこちない印象でしたが、曲を追うごとに本領を発揮してきたような感じです。やっぱり最初の曲が"COTTLESTON-PYE"というのは無理があったんじゃないかな? 久々にフロントに女性vo2人が立ったボンフルを見ましたが、ボンフルらしい華やかさでいいですねぇ。

「子供の軍隊」は高良がバスドラの入ったドラムセットを使って、本格的なツインドラム編成で演奏。前から思っていたけどますますKICKSぽい感じになりました。バスドラのトラブルがあったのが残念でしたが。

昨年7月のSHOWBOAT以来?久々に演奏した「架空の魚」では、TECHIEの英語の朗読をフィーチュアしていたのが新鮮で面白かったです。

今のボンフルはまだ手探りで今後の展開を模索している時期なのかな?9月のON AIR WESTと北海道ツアーはゲストに福岡を迎えることになっていますが、それ以後のヴォーカルをどうするかは今の所白紙のようです。今日のゲスト2人が馴染めばそのまま加入する可能性もあるとのことですが、果たしてどうなるか。

それにしても客席のEMIさんはやかましかった。普段のボンフルのライヴとはちょっと違った雰囲気になってしまいましたね。


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