鬼怒・勝井・芳垣96/10/19 保谷 in F
裏のHAPPY FAMILY & IL BERLIONEを振って、遠い保谷まで行って来ました。前日の鬼怒TRIOを仕事で見に行けなかったので、その復讐戦も兼ねてます。
会場の in "F" は、普通のカウンター居酒屋という感じ。確かに市川りぶるの３分の１位の広さです。ちなみに観客は７人、一応満員でした。しかもうち３人が某ミニコミ誌のライターという。
それにしても近い。距離にして１〜２ｍ位のところで演奏が行われているわけですから、特等席もいいところですね。
さて今回は勝井はe-vln、鬼怒はエレアコ、芳垣はパーカッション１つ＆小物多数という編成。おそらく完全即興と思われる２０分台の曲を前／後半各２曲と最後に１０分台の短めの曲１曲、全部で１時間４５分のステージでした。基本的には鬼怒がリフや展開を次々に提示して、それに芳垣がリズムを、勝井がソロを重ねていくという構成で、かなり曲になっている感じです。曲は長いけど場面が次々に変わるので、だれたり聴いてて飽きたりといったことは全く無し。ボンフルのアコースティックセットのいいところを抜き出したような、最近のこの周辺のメンツでのセッションとしては文句無しにトップクラスの内容でした。
芳垣がパーカッションを手・スティック・ブラシ・シェイカーなどで叩き分けしてアクセントを付けていたのが面白かった。ああいう手もあるんですね。
後半の曲ではKICKSでよく演奏している"WHAT IS THE NAME OF THAT SONG"のフレーズなども登場したりしました。
曲間のＭＣ（というよりほとんど観客も交えての雑談）もなかなか楽しかったです。ＣＤ所有枚数の話など、中にはここに書けないようなヤバい話も。
この編成、是非レギュラー化してほしいですね。ここのような狭い会場での演奏もいいけど、シルエレあたりで前半アコースティック、後半エレクトリック編成でやるというのもいいかもしれません。
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