ART ZOYD96/11/19 神奈川県民ホール前広場
チェンバーロックの元祖、ART ZOYDのもちろん初の来日公演。
これは「第３回・神奈川芸術フェスティバル」の一環として（財）神奈川芸術文化財団のバックアップのもとに行われるものです。何と無料。
会場は神奈川県民ホールの前の広場。建物の壁面にＦ・Ｗ・ムルナウの無声映画（この日は「吸血鬼ノスフェラトゥ」）を映し、それに合わせてART ZOYDのメンバーが演奏するという形。今回の来日メンバーは以下の通りです。
PATRICIA DALLIO : kb
DANIEL DENIS : perc,kb
GERARD HOURBETTE : vln,kb,perc
THIERRY ZABOITZEFF : cello,el-b,kb,perc演奏は映画に合わせて７０分くらい。音はシンセやサンプリングが音の中心。DALLIO以外の３人の前にはエレドラのパッドが置かれ、パーカッション音の他にオケヒットなど映画の性質に合わせた驚かし系の音も鳴らしていました。また、日本語の朗読のサンプリングなども使用されていました。
ヴァイオリンやチェロはエフェクト的な使い方が多く、チェンバーロックぽい展開はあまり見られませんでした。それでも演奏はHOURBETTEとZABOITZEFFの２人が主役という感じ。対照的にDENISはあまり目立ちませんでした。
会場は屋外で入場無料とあって、ZOYDを知らないと思われる一般の人も多数詰めかけて大盛況でした。ただ時期が悪すぎたかなぁ。もうちょっと暖かい時期にやってくれれば、集中して楽しめたと思うんだけど、ちょっと寒すぎました。
尚、翌２０日に予定されていた２日目「ファウスト」は雨天のため２１日に延期になりました。私は残念ながら仕事の都合で行けなくなってしまいました。
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