菊地雅晃グループ97/02/05 新宿PIT-INN
菊地雅晃グループのライヴです。グループ名は"WHAT LOVE"だそうですが、メンバーも知らなかったそうな(^_^;)。メンバーは、菊地(ac-b)、大友良英(g,tt)、吉田達也(ds)、DUB SONIC の大蔵雅彦(sax)、HI-SPEEDの熊田グアム(perc)、そしてゲストの黒木千春(org)の６人編成。会場は菊地ファンと吉田・大友目当ての客（私もだ(^_^;)）に２分されていたようでした。
セットは前・後半各４５分の計１時間半で、アンコールは遅い開演と長い休憩のためか無し。前半２曲、後半３曲と比較的長めの曲中心でした。
菊地のベースが曲の展開をリードし、他のパートは即興ぽくついていくという感じ。例によってコルグのモジュラーシンセやエフェクトを使った電子音も多用します。全体的にフリー要素の強いジャズロックという雰囲気で、黒木のコンボオルガンにワウをかけた音は、ちょっとマイク・ラトリッジ調で、そのせいかソフト・マシーンを思わせるような場面もありました。ともすればありがちなジャズ・セッションになってしまうところですが、そこに大友・吉田が個性的すぎるサウンドを重ねていくため、退屈することはありません。ただ、出てくる音が予想の範囲内だったことはちょっと残念。
熊田はpercというクレジットでしたが、実際はフルセットのドラムと時々シンセの電子音を演奏。最近ライヴシーンで流行の？ツインドラム編成となりました。KICKSのような定型リズムを２人で変形させていく、というのとは違って、２人とも割とフリーに叩きまくる、という感じ。いつも通りの爆発ぶりの吉田に対して、熊田もなかなかの健闘ぶりでした。
この編成で今後も活動するなら、要注意のユニットです。
会場で吉田さん手売りのＣＤ（赤天／純米吟醸と吉田ソロ／百万年）を購入しました(^_^)。
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