SYSTEM 7,ASH RA TEMPEL,花電車97/02/07〜8 新宿LIQUID ROOM
先に書いたルインズのライヴが終わったのが２１時３０分すぎ。高円寺から新宿に中央線で移動し（道中、津山さんや川辺さんも一緒だった）、２２時ちょっと過ぎにLIQUID ROOMに着いたときにはまだＤＪタイムで、ライヴは始まっていませんでした。あ〜間にあった。会場は超満員。会場やイヴェントの性格上、踊りに来ている若い客が多かったように感じますが、体を全く動かさずに聴いてる人もチラホラ(^_^;)。
♪ 花電車（22:30〜23:30）
ライヴのトップバッターは日本代表の花電車。今日唯一のベースの入ったバンド形態でしたが、ここのＰＡはベースギターに合っていないのか、低音がモコモコしていてちょっと聴きづらかったです。ちなみに他の２バンドはベースレスまたはシンベだったので割と聴きやすかった。音はワンコード・ワンリズムの典型的なサイケ・トリップ・サウンド。２０分くらいの曲を３曲演奏。レギュラーメンバー４人にシンセ奏者が入っていましたが、サポートなのかな？音のいい会場で聴きたかったなぁ。♪ ASH RA TEMPEL（0:00〜1:10）
花電終了から３０分の短いインターバルでASH RA登場。バンド形態ということで注目していましたが、メンバーはMANUEL GOTTSCHING(g,syn)の他に、g&syn、ds、kb&sequencerの計４人。基本的にはシンプルな打ち込みシーケンスをバックに、ドラムスがタムやスネアを加え、２人のギター＆シンセが彩りを加えていくというもの。リズムとシーケンスは至ってシンプルかつ淡々としたもので、GOTTSCHINGのギターもリード的な演奏はほとんど無く、刻みのパターンを少しずつ変化させてゆったりと曲を展開させていくという感じのもの。リズムパターンが少々野暮ったいという声も聞かれましたが、私はこれくらいが彼ららしくていいんじゃないかと。２曲目のギター２本によるTROPICAL HEATなリフもなかなか面白かったです。
本セット３曲＋アンコール１曲で計１時間強のステージでした。
♪ SYSTEM 7（3:00〜4:00）
ケン・イシイのＤＪタイム（私はその間外に出て休んでいた。この時かかったのが多分スクエアプッシャーのテーマだと思うんですが、なるほどベースは凄いですね）を挟んで、いよいよメインアクトの登場。ステージ上はヒレッジとジロウディの２人のみ。ヒレッジはギターとターンテーブル（CD-Rを使用していたとか）、ジロウディはアナログシンセ操作、といった役割分担だったでしょうか。全然ギターを弾かないんじゃないかと思っていたヒレッジはギターを持つ時間が意外と長く、グリッサンド奏法も見せてくれました。曲は"SYSTEM EXPRESS"収録曲をアレンジ・曲順を多少いじったもの。フロアはかなり盛り上がって皆さん踊っていました。
面白かったのがラストで、いきなりヒレッジが"WHAT A WONDERFUL WORLD"を回し始め、それにジロウディがスペースシンセをちょっと加える。これで１時間のセットが終了。これはどういう意図だったんでしょう？ アンコールはかかりましたが演奏は無し。まだＤＪタイムが続く中を私はここで引き上げました。
内容的にはそれほど不満は無かったんですが、残念だったのはステージのライティングが暗く、ほとんどシルエットのみの状態になってしまい、GOTTSCHINGやヒレッジのギタープレイがほとんど見えなかった事。これじゃせっかく見に来た意味が無いじゃない。まぁ、踊りに来た人は別にそんな事気にしちゃいないんでしょうけどねぇ。
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