津山篤＆鬼怒無月97/06/03 保谷 in F
津山篤＆鬼怒無月のアコースティック・ギターデュオです。演奏された曲は、もうすぐ録音を開始する予定という津山のセカンドソロ用に書かれたものが中心。トラッド風味の歌物とインストが半々の割合でしたが、インストでは鬼怒に負けじと津山が弾きまくること！ 本人は「鬼怒君は上手いから俺は適当にバッキングでも」と謙遜していましたが、なかなかどうして、負けていませんでした。
それにしても演奏された新曲はどれも粒ぞろい。気が早いけど、今からセカンドソロが楽しみです。HACOさんに詩を書いてもらうという話もあるんだとか。
圧巻だったのは最後に演奏した「組曲」。ほとんどその場しのぎの即興曲でしたが、中盤からディレイを使った反復リズムに鬼怒のグリッサンド・ギターやボリューム奏法が加わり、ほとんどゴングの世界。津山は後で「これでヴォーカルにエコー入れられたら最高やったのになぁ」と言っていましたが、それはまあ仕方ないでしょう。あまりの出来の良さに、「後でテープ聞いて譜面起こして次のアルバムに入れようか」という話も出たほどの内容でした。
アンコールでは中島みゆき（サビで思いっきりハズすのはお約束(^_^;)）とツェッペリンの「丘の向こうに」の２曲で笑いを取って、なごやかに終了。
足立兄弟が活動を休止している今、アコースティックデュオとしては大本命のユニットになるんじゃないか、というのは誉めすぎでしょうか？(^_^;) ともかく、是非継続して活動して欲しいユニットです。
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