ALTERED STATES97/06/13 新宿PIT-INN
アルタード・ステイツのレコ発ライヴです。
今年２月のNED ROTHENBERGを迎えたワンマンはルインズの裏で見逃したので、個人的には待望のライヴです。セットは前・後半各４５分ずつ、アンコール２０分の計２時間弱。
この日の演奏は過去のライヴと比べてもかなりテンションが高く、良い内容だったと思います（でも私は見ている回数が少ないので。他の方の意見はどうでしょう？）。特に突っ走る→ハズすという展開の中で、前者の割合が非常に高かったです。内橋のギターはエフェクトがさらに増えました。フランジャーを使ったヴォコーダー風やスティールドラム風の音が面白かった。ナスノもエフェクトに凝りだしたようで、芳垣の両脇から変な音が聞こえる場面もしばしば(^_^;)。
１部中盤の超ハイテンポな場面と２部中盤の全員がシンプルなリズムを延々繰り返す場面が彼らにしては珍しかったです。特に後者は、アルタード流トリップサウンド、と言ってもいいような内容でした。
内橋は１部の前半・２部の中盤・２部ラストと３度に渡って弦を切りました。２回目は弦を取りに行くため、「その間、ナスノのベースソロをやります」と言って楽屋へ。いきなり振られたナスノがどんな演奏するのかと思ったら、しゃがみこんでエフェクトとリズムマシンをいじっていたら他の２人が戻ってきてそのまま終わってしまいました。一体何だったんだ(^_^;)。アンコールでは「もう弦が無いので、切れた２弦を使わない曲をやります」とそのまま演奏(^_^;)。
ここまで完成度が上がってきたアルタードの即興ですが、今後はさらに上の完成度を目指すのか、それとも一旦崩して別の展開を模索するのか、この辺が今後の注目点でしょうか。
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