BONDAGE FRUIT,PON97/09/10 吉祥寺シルエレ
ボンデージ・フルーツとＰＯＮの共演、題して「巌流島の決戦」です。♪ PON TRIO
１．ＧＵ ＃６
２．ラジオ ＃５
３．ＧＵ ＃４
４．９４年５月１８日 ＃１
５．ＧＵ＃８
６．９４年５月１４日 ＃１この日は昨年１２月以来の坪口・清水・植村によるPON TRIO。PONとしては初演(MOTOR PSYCHOで演奏したことあり)の２は、無印レーベルからカセットでリリースされている、ラジオの野球中継をPITCH TO MIDIでメロディ変換したものをさらにバンド用にアレンジしたもの。言われて聞くとメロディに何となく野球中継ぽいフレーズが出てきます。
この３人でのＰＯＮは、レギュラー編成での難解なイメージが減って、ストレートでパワフルな演奏になるのがいいですね。４５分ほどの演奏でした。
♪ BONDAGE FRUIT
１．セルバゲーム ９７
２．オクトパス・コマンド
３．スクリーン・ゲーム
４．ウィズ・ア・ストレンジ・ディヴァイス
５．ファンク3rdアルバム"RECIT"からの曲は１曲も無し。
１は「９７」とタイトルに付いたように、「スレイドみたいな」と前回ライヴのＭＣで形容されたガンボ調のリズムを残して全くの新曲に生まれ変わりました。前のヴァージョンが明快なテーマとメロディだったのに対し、上物楽器３つが複雑に組み合ったものになりました。２は昨年７月のさが脱退ライヴ以来の演奏。テーマ部分に勝井のヴァイオリンソロが大きくフィーチュアされ、中間部では岡部・勝井のエレクトロニクスが中心になるなど、これもかなりアレンジが変わっています。
３は鬼怒のギターがアコギからエレクトリックになりましたが、印象は思ったほど変わらず。
４は７月のライヴでは鬼怒＆勝井の掛け合い＞高良のソロという流れだったのが、鬼怒＆高良の掛け合い＞勝井ソロに変更。今回高良のドラムセットがスネアとフロアタムのみだったためか、イントロのツインドラム部分はイマイチ決まらず、残念。
５は前回ライヴで最も反響を呼んだ曲でしたが、早くも大きくアレンジが変わりました。高良のドラム＋岡部のジャンベだったリズムは岡部のドラムのみに、リズムのノリも最近のボンフルには珍しくテンポを押さえたうねりのある物に変わりました。１６ビートのカッティングだった鬼怒のギターはスピードはそのままアルペジオに変わり、それが前半１０数分続くという過激さ。高良や勝井も断続的に早いフレーズをこれに重ねていきます。大坪は途中からマレットを使ったパーカッシヴな音で演奏。リズムパートが終わってシンセ＆エレクトロニクス中心になるところは前回同様。再びリズムが戻った時は鬼怒のギターがカッティングに戻って前回ライヴに近い演奏。最後は鬼怒のギターのフィードバックノイズで終了。
これだけアレンジを大幅に替えたのも驚きでしたが、もっと驚いたのが終演後にこの曲が「オーファン」のバリエーションと聞いたこと。全然違う曲じゃない！ ということは、４月ヴァージョンの「オーファン」はもう演奏されないのか？これはちょっと残念です。
この日の演奏は全体的に粗めでした。エアコンが効いてなかったせいか？
アンコールは疲れたため無し。最後は鬼怒＆植村のジャンケンで「巌流島の決戦」の決着を付けて（植村の勝ち）終わりました(^_^;)。
10/18、吉祥寺シルエレの蛇蝎(鬼怒無月+植村昌弘)は、２人編成でＰＯＮの曲を演奏するとか。
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