HOAHIO,GONOGONOGO,田中悠美子97/11/06 吉祥寺SILVER ELEPHANT
HOAHIOのレコ発ライヴです。
18時少し過ぎに会場に入ると、今はヨーロッパにいるはずの大友良英がいる。
どうなってるの？♪ 大友良英ソロ
まだ客もまばらな18時30分から、予定になかった大友のターンテーブルソロがスタート。スペイシーで静謐な前半、テクノぽいリズムマシンの音をさまざまに加工していく後半、と実に濃い内容。早めに来てほんとに良かった(^_^)。そのまま切れ目無しで一番手の田中ソロに移行します。
♪ 田中悠美子ソロ
太棹三味線と義太夫節のソロ。三味線にはディレイやループ等のエフェクトを付加します。エフェクトの効果でなかなかダークな演奏でしたが、ＭＣになるといきなり「今のは途中でストーリーがどっかへブッ飛んじゃいましたね」「お七が気が触れたあたりで、わたしも気が触れちゃいました〜〜」「（エフェクトの操作に失敗して）あ、またさっきのが出ちゃいました〜、あははは」とまぁ、天然ボケ連発。いやぁ、おかしいというか、頭抱えちゃうというか(^_^;)。
♪ GONOGONOGO
SAMM BENNETTといとうはるなの夫婦デュオ。BENNETTはいつものエレクトリック・パーカッションとシンセやサンプラーのループ。これにいとうはるながCDJやターンテーブルで主に回転数を変えたヴォイスの音を重ねていきます。音的にはBENNETTのソロの延長線上ですが、なかなか面白いユニットです。
♪ 大友良英・不在者投票
HOAHIOの前に大友がステージに登場。「今日はほんとは日本にいないはずだったんですが、予定が吹っ飛んだので来てます」「でもせっかくテープを作ったのでここで流します」という事で不在者投票と題されたテープが流れます。音は５分と短いもののハードで目まぐるしい物。自分が来てないことを前提にしたＭＣまで入っていて、非常に間抜けです(^_^;)。それに続いて、同じく海外ツアー中の津山篤による前説テープが流れ、それに合わせてHOAHIOの３人が登場。
♪ HOAHIO
松原幸子(sampler),HACO(vo,g,etc),八木美知依(箏)の３人のユニット。音はHACOを中心にした歌物と即興インストの２つに大別できます。歌物ではHACOがギターとヴォーカル、松原はリズム部分を担当。インストではHACOはテルミンやシーケンサー(?)を操作します。インプロはシリアスになりすぎず、適度な軽さがこのユニットのキャラクターになっています。
アンコールは「かわいい曲を」という事でHACOのコケティッシュなヴォイスと八木の口パーカッション（箏を弾くつけ爪で自分の歯を叩く）をフィーチュアした短い曲でした。
終演後、先行発売されたHOAHIOのＣＤに３人のサインを入れてもらい、ホクホク顔の私（と他２名）でした(^_^)。
GO TO INDEX