BANCO UNPLUGGED98/02/22 渋谷ON AIR EAST
バンコ昨年に続く来日公演。私は２日目のみの観戦です。
メンバーは以下の通り。
Vittorio Nocenzi (key)
Francesco di Giacomo (vo)
Rodolfo Maltese (g)
Filippo Marcheggiani (g)
今回の編成はアコースティックセットということで、ご多分に漏れず私も多少地味になるかと思ってましたが、それは杞憂でしたね。ベースの分はヴィットリオが「黄金の左手」で、ドラムの分はギター２本によるカッティングで見事にカバーしていました。全員の音がバランスよく聴けたという点では前回より良かったのではないでしょうか。ジアコモさんも昨年に比べよく声出てました(^_^)。
演奏曲ですが、昨年のライヴでも演奏した"R.I.P." "METAMORFOSI" "L'EVOLUZIONE" "750,000 ANNI FA..L'AMORE?" "NON MI ROMPETE" "IL RAGNO"といった代表曲はしっかり演奏していました。ＭＣでは「"METAMORFOSI"はドラムやベース無しで演奏するのは難しい」と言ってましたが、なかなかどうして、パワフルな演奏でした。
目新しいところでは、今回新たにセットに加わった"CANTO DI PRIMAVERA"と、ヴィットリオのピアニカとロドルフォのギターのデュオで演奏したジスモンティの"FREVO"。特に後者はなかなか異彩を放っていました。全体的に最近のアルバムからのポップな曲が減り、昔の曲が増えたので古いファンには嬉しいセットでしたね。
２日目のアンコール冒頭で、ヴィットリオのピアノソロで演奏された"CANTO NOMADE PER UN PRIGIONIERO POLITICO"〜"TRACCIA II"は個人的にはハイライトでした。ＭＣによるとこの曲、73年当時以来ライヴでは演奏してないんだとか。う〜む、これはいいものが聴けた。次回公演時はエレクトリックでもアコースティックでもいいから、"....POLITICO"をヴォーカル入りでやって欲しいぞ。