ONI, BONDAGE FRUIT
98/04/08 吉祥寺STAR PINE'S CAFE
BONDAGE FRUITをサポートに迎えたONIのラストライヴです。
この２バンドは共演するのは一昨年に続いて２度目ですが、前回はボンフルからさがさんが脱退、今回はONIのラストライヴと、実に因縁深い組み合わせです。
♪ BONDAGE FRUIT
１．オッドジョブ
２．プレイヤー
３．ストームバード・ストームドリーマー
４．影絵が消える
５．ディア・デビル（新曲）
ボンフルは昨年８回のライヴ全部見ましたが、今年１月のを見逃しています。
鬼怒は３月の蛇蝎で使用していた新しいストラトを使用。２は昨年１２月ヴァージョンにあったドラムループが無くなって、リズムの厚みが減った分岡部の自由度がアップして、随所にフィルを入れまくっていました。リズムギターの刻みパターンもいろいろ変えて試しているようです。ギターソロでは珍しいタッピングによる演奏も。３はギターカッティングがエレクトリックのクリーントーンに。１月のライヴで復活したというキックはまた無くなっていました。５は新曲。テーマ部はギターがリフを刻みヴァイオリンとヴィブラフォンがユニゾンで主メロディを演奏。ソロ回し（珍しい岡部のドラムソロも）から最後にテーマに戻る展開はちょっとフュージョンぽいか。
ボンフルも一昨年末から昨年にかけての大きな変革期を終え、安定期に入ってきたように感じます。４月１８日の特別編成版で新たな展開が出てくるか、期待したいです。
♪ ONI
１．すまなんだ
２．？
３．途切れた数え歌
４．アリラン
５．リトルボーイ
６．カラハリ島の出来事・故郷編
７．食虫花
８．回覧板
９．楽日
１０．呪縛
（アンコール）
１１．ララバイ
１２．フルスロットル
この日を最後に活動停止となるONIですが、三橋のMCを除けばラストという事をあまり感じさせない普段通りの演奏。インド音楽をベースにしたという３はフレーズこそ元曲のムードが感じられるものの、植村のドラムや三橋の節回し等で全く別世界の音楽になってしまうのがONIらしいです。近藤はピアノよりも出音の強力なシンセベースの印象強し。浦山の音程感がほとんど無くなるほどの強力なワウも相変わらずです。
ＣＤ収録曲と未収録曲ほぼ半々の選曲。アンコール２曲目に演奏した１２は、初期の作品で最近のライヴではあまり演奏されていない曲だとか。この曲でラストライヴは幕を閉じました。
ONI の活動停止は残念ですが、新しい形での活動に期待したいです。
あと、キッチンドリンカーや大山脈Ｘがどうなるのかもちょっと気掛かり。
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