WAREHOUSE,HARPY,STRAVINSKY'S DICK,野村誠＋江村夏希,おのてつソロ98/5/9 吉祥寺STAR PINE'S CAFE
行って来ました、吉祥寺STAR PINE'S CAFEで行われた、HARPY主宰のライヴシリーズ"FABUROUS BEASTS VOL.8" です。
・おのてつピアノソロ (19:00〜19:20)最初はHARPYのおのてつのピアノソロ。比較的シンプルなモチーフを中心にした演奏です。おのてつはフランスのアーティスト、ピエール・ルーキのトリビュートアルバムに参加したそうで、そのアルバムに収録予定の曲も演奏しました。１曲、まるでPEKKAのような曲があったのが面白かった。５曲２０分弱のステージでした。
・野村誠＆江村夏樹デュオ (19:25〜20:05)１．ワルツ（江村）
２．なんちゃら即興曲（野村）
３．ララバイ（江村）
４．ダンス（野村）
５．行進曲（江村）
６．幸福な短い生涯（野村）
７．エレジー（江村）
８．ＵＰ ＴＯ ＤＡＴＥ（平石博一）
９．練習曲（江村）グランドピアノ１台を２人で連弾します。野村と江村の曲をほぼ交互に演奏。野村の曲は北海盆歌のモチーフと美しいメロディが交錯する２をはじめとしたユニークなもの、江村の曲は割と一般的なタイトルから予想されるものとはかなりズレた曲、とそれぞれ特異な個性を持ったものばかりで、全く飽きさせません。特に５はリズムを強力にずらした曲で、これを本当に使ったらさぞムチャクチャな行進になってしまうでしょう(^_^;)。
・STRAVINSKY'S DICK (20:15〜20:45)エミ・エレオノーラとホッピー神山の似た者同士デュオ。演奏始める前から２人でポーズ決めまくりで、ステージ前は撮影会状態です。演奏が始まってもカエルのオモチャ（押すと鳴き声が出る）を持ち出して鳴らしたり、ホッピーがドラムやサックスを演奏したり、２人でエミ語で会話したり、最前列のお客に歌わせた声をラジカセに録音してリピートしたり、とまあやりたい放題。もちろん、ちゃんとした連弾もありましたが、ピアノ・ヴォーカルとも２人のキャラクターが実に似ていて、まさにエミさんが２人状態。当然パワーもやかましさも２倍です(^_^;)。
後半、ホッピーのピアノをバックにエミさんが「日本語」で登校拒否をテーマにした（？）１人芝居。「カエル」を使っていたのは、壮大なコンセプトだったことに観客はここで気づく仕組みです（ホントか？）。「学校へも家へも帰れないから、木星へカエル〜〜〜」と言い残してステージを去ったエミさん、ここで終わったら美しいな、と思っていたら、しばらくしてステージに戻り、「あと５分時間が残ってるって」こ、こういうオチだったのか〜(^_^;)。その後再び５分間乱痴気騒ぎが続いて終了。いや〜、楽しかった。最前列の席じゃなくて良かったですけどね。
・HARPY (20:55〜21:20)１．ニアレスト
２．アクロバット
３．フォーク
４．スリップストリーム
５．チカチーロ
６．ＩＱ＆Ａ
７．GREG LIKES PEANUTS BUTTER
８．ルートライヴハウスに行くたびに顔を見かけるので久々という気が全然しないHARPYですが、調べてみたら約１年ぶりに見たライヴでした。
おのてつはアコピを使用。前回見た時からまた大幅に曲が入れ代わっていましたが、今回はなごみ的要素が少し減ってソリッドでパワーのある音になったという印象。個人的にはこの方が好みです。定型リズムを延々繰り返すHARPYにしては珍しく長い曲の４、珍しくちゃんとしたエンディングのついた６などが新鮮でした。
・WAREHOUSE (21:30〜22:00)１．？
２．ESNE
３．カズー組曲
４．HOUNDS OF FATE昨年１１月以来のWAREHOUSE。前回ライヴが好印象だったので期待しましたが、この日は２４時から別イヴェントがあるため時間が短く（前回の半分）て残念でした。１は前回はやらなかった新曲。時間が押したせいかＭＣもほとんど無かったため曲名は不明。
これも時間の関係か、後半部分が抜粋で演奏された大坪作の３は「カズー組曲」というタイトルに変わっていました。