三橋美香子と総本山98/07/09 吉祥寺MANDALA-2
三橋美香子の新ユニット「総本山」のデビューライヴです。
メンバーは三橋(vo),近藤達郎(kb),勝井祐二(vln),望月太八次郎(笛),植村昌弘 (ds)の５人。１．記帳
２．セメタリー
３．もっと（仮題）
４．オーメンのテーマ
５．回覧板
６．プラブミーシャ（インドもの、新ネタ）
（休憩）
７．サムサーラ（輪廻）
８．遺棄
９．それ程の事なのか
１０．ダークネス
１１．モノローグ
１２．鎮魂
１３．仏の顔
（アンコール）のろし前半４０分、後半５０分強のステージでした。
結局ONIから浦山が抜けて、勝井、望月の２人が加わった編成になりましたが、バンド全体の印象はかなり大きく変わりました。ONIもベースレスでしたが、ギターも抜けたため一般的なバンドの音とはかなり離れた感じです。新加入の２人の役割も、三橋のジャパネスク的部分を補完する望月、インプロ的部分を引き出してバンドアンサンブルを広げていく勝井と、明確になっているのが効果的です。
曲は一部ONI時代の曲をやっていた以外は、ほとんど新曲のようでした。しかし、タイトルを見てもわかるように相変わらずの三橋ワールドです。チャーチオルガンと民謡ヴォーカルのミスマッチが凄い４、カタカナなインド語による６、高速ドラム＆半速シンベでまるでドラムンベースの７、不条理な８、ストリングスKB とヴァイオリンのアンサンブルが雄大な１０など、どれも非常に魅力的です。
しかし、８の曲名紹介で「これは『児童遺棄』とか『死体遺棄』の遺棄ですね」とかいう言い方は、どんなもんでしょうか(^_^;)。
望月はMCで三橋に「竹井さんが....」と何度も呼ばれていましたが、この名前にした意味あったんでしょうか？(^_^;)
総本山の次のライヴは１１月２８日、吉祥寺STAR PINE'S CAFEがもう決まっているそうです。対バンは「近藤＆植村がダブルヘッダーになるバンド」だそうなので、PHEWかLOVEJOYか？ PHEWだったら凄いなぁ。あと未定ですが９月に１本入れたいとのことです。