さがゆきSUARA OMBAK98/07/21 新宿PIT-INN
さがゆきのグループSUARA OMBAKのライヴです。
１．REEL ALONG
２．クロンペン・ダンス（オランダの木靴のダンス）
３．コーリーの庭（コーリーはオランダツアーで知り合った友人とか）
４．THE BIRD SPLEAD ITS WINGS
５．パルス
（休憩）
６．BELGRANO（アルゼンチン北部の田舎町の名前。グレゴリオ・グズタボの故郷とか）
７．同窓会
８．さかな
９．モノニクス
１０．ペンシルバニア・ランドスケイプ
１１．FAIRY'S FABLE
（アンコール）
１２．５月の風の中で（ＭＣ「季節外れですが(^_^;)」）前半50分、後半は長くてアンコールも含めるとトータル2時間オーバーの熱演でした。
岡部のセットからCDJとWAVE DRUMが消え、代わって小金物類、小ラッパ、ハンドドラム、カスタネット２個を板に固定したもの、等が追加になりました。最近叩きものに目覚めた ?早坂も小物パーカッション類が大幅に増え、特に2つの木筒を小マレットで叩く場面が目立ちました。
私は４月のライヴに行けなかったので、２月以来の観戦。
前回見た２月のライヴでの新曲２曲（２、４）に、さらに新曲３曲（１、３、６、１２）が追加になりました。１は５拍子のテーマをもつスピード感のあるスキャット曲。３は英語詞のついたジャズ色強い曲。曲終盤の早坂のアルトのソロとそれに絡むさがのスキャットは聞き物。６は岡部・早坂・さがの３人のハンドドラム演奏で始まり、この日も全開で叩きまくる岡部が爆走するリズミックな曲。アンコール曲の１２は、日本語詞のポップでさわやかな歌物ですが、岡部の爆走で異様な迫力が(^_^;)。どれも新鮮味があり、魅力満点です。この日は特に吉野のベースソロが目立ちました。計３度ほどあったでしょうか？９では恐竜の声をまねた？弓弾きソロも。パネのピアノは相変わらず繊細そのものですが、岡部のドラムや他の音にマスクされずにしっかり聴こえるのが不思議です。岡部は９でカスタネットを使用。この曲の崩し方は最近特に凝っていて、チェンバートリオ時代の面影がほとんど残っていません(^_^;)。
２や３がオランダにちなんだ曲で、メンバーが全員オランダに行ったことがある、というのは面白いです。また、８では水泳をやっているという話が出ましたが、これは岡部だけ仲間外れ。「岡部さん、浮いちゃうもんね〜〜」(^_^;)
これで演奏曲の半分が今年に入ってからの新曲となりました。ハルシゲニア等おなじみの曲が消えたのはちょっと寂しいですが、早く新作アルバムが聴きたいですね。
ところで、先日 in F で行われたさが＋林デュオのゲストは坂本弘道だったそうで、これで意気投合して３人で新バンドを結成しようという話が出ているとか。３人以外には植村昌弘が入るという話もあるそうです。これは楽しみ。
また、８月５日の千葉ヒッチコックでのさが＋鬼怒デュオはスタンダードではなく、オリジナルやボサノバ曲を演奏するとか。また、大坪寛彦が加わり３人で演奏するそうです。旧ボンフルの曲も聴けるかも。
昨年録音した漆黒界のＣＤもようやく出るそうで、レコ発ライヴも予定しているとのこと。場所は最近のマリ観のホームグラウンド(^_^;)東高円寺文化フォーラムになるようです。