さがゆき＋鬼怒無月＋大坪寛彦98/08/05 千葉ヒッチコック
さがゆき、鬼怒無月、大坪寛彦の３人によるアコースティックライヴです。会場のヒッチコックは千葉駅から歩いて１０分弱の、ごく普通のジャズバー。保谷時代のＦをさらに細長くしたような作りで、一番奥のスペースにピアノが置いてあります。スペースは広めで、ドラムを入れることも出来そう。
開演は２０：３０。３０分ほどの休憩を挟んで演奏が終わったのは２３時少し前。終電ぎりぎりだ〜〜(^_^;)
１．パルス
２．コルコバード（ボサノバ）
３．さかな
４．ハルシゲニア
５．コーリィの庭
６．REEL ALONG
（休暇）
７．BELGRANO
８．ビヨンド・ザ・ホライゾン
９．オブリビオン（ピアソラの曲）
１０．キャサリン
１１．ペンシルバニア・ランドスケイプ
１２．ひとりぼっちのふたり（中村八大の曲）当初スタンダードとかボサノバとかいろいろ情報があってどうなるか心配でしたが、ボサノバは２だけで、あとは「裏SUARA OMBAK」とでも言えそうな内容になりました。５〜７といった新しい曲を鬼怒のギターで聴くのはとても新鮮味あります。また旧さがユニットのレパートリーで、最近聞かれなかった８や１０も演奏。やはりこれらの曲は鬼怒のギターを想定して書かれたんでしょうか。
大坪はさがの曲を演奏するのは全く初めてだそうで、演奏は堅実なバッキングと時間を空けてもらってのソロがほとんど。さが＋鬼怒の息の合ったインプロの応酬に割って入る場面がなかったのは、やむを得ないでしょうか。
カバー曲の２、９、１２は普段なかなか聞けない好企画。ラストの１２は鬼怒のラグタイム調ギターで開放的なエンディングでした。
終演後、鬼怒さんから聞いたところによると、BIRDSONGS OF MESOZOICのサックス奏者が来日して鬼怒さんとデュオでライヴをやるという話があるとか。これは楽しみです。