渋さ知らズ,KIRIHITO,CICALA-MVTA,ソウルフラワー・モノノケサミット98/08/13 横浜寿町職安前広場
横浜寿町の職安前広場の夏祭りで毎年行われるフリーコンサートです。
今年でもう20回にもなり、過去じゃがたら等も出演し、KIRIHITOの２人もお客として見に来たことがあるとか。マスメディアに全く乗らないから知られてないんだけど、歴史あるコンサートなんですねぇ。さて今年の出演メンバーは以下の通り。
・渋さ知らズ
・ジョーカーマン
・おーまきちまき
・ランプー
・汀ようこ
・ケムマキ
・KIRIHITO
・CICALA-MVTA
・ソウルフラワー・モノノケサミット
・ギャンブラーズ
・寿・渋さ知らズ (13:30〜14:20)
メンバーは北陽一郎(tp),片山広明,リマ哲(sax),大原裕(tb),吉田隆一(bs),勝井祐二(vln),加藤崇之(g)原田仁(b),植村昌弘(ds),大沼志郎(ds),他。原田が加わるのは珍しい？
乳房知らズダンサーズは昨年の普段着とは一変、濃いメイクにド派手な衣装。まるで場末のフィリピンパブのよう(^_^;)。しかも昼間に屋外だからすごい違和感です(^_^;)。
予定より10分ほど押してスタート。昨年もそうだったんですが、大人数の渋さはリハを行うと、そのまますぐ本番に突入します。今年のリハでやったのがフリーセッション風の演奏で、これはボーナストラックとして楽しめました。リハが終わり、実行委員のおっちゃんの挨拶抜きでいきなり演奏スタート。どうなるかと思ったら、３曲目の途中で挨拶コーナーが出来てました(^_^;)。１曲目と４曲目では観客のところへ降りてきて演奏。歩き回りながら演奏するので、気分はまるでアーバン・サックスです。
曲はインストダンスナンバー３曲に反町鬼郎の歌もの１曲。去年あったファイアーダンサーや伊郷お笑いコーナーは無くなっていました。かわりに酔っぱらったあんちゃんが塀わたりをしていましたが、すぐに係員に注意されていた模様(^_^;)。私は非常に満足だったけど、なぜかこの日の演奏、周囲で評判悪いんだよね。なぜでしょう？(^_^;)
渋さ終了後、私は知り合いと一旦会場を後にして、近くのファミレスで休息&歓談。KIRIH ITOの始まる16:50頃に会場に戻ると、ほぼ時間通りの進行でした。・KIRIHITO (16:50〜17:25)
昼間の屋外でKIRIHITO....さっきの乳房ダンサーズに匹敵する違和感だ(^_^;)。そんな環境にかまわず、いつも通りのステージです。若い観客のノリもいつも通り。おっちゃん達は見ていてどう思ったろうか(^_^;)。竹久はマスクをかぶって登場。インチキ・ルチャドールと凶暴悪役レスラーの共演か？(^_^;)
・CICALA-MVTA (17:35〜18:10)大熊亘のユニット、CICALA-MVTAの登場。「僕らは他のバンドと違って、大音量じゃないですから、まぁ楽〜に聴いてください」というＭＣ通り、豪華なメンツでハイテクニカルながら肩の力を抜いた飄々とした演奏ぶり。
坂本の火花飛ばしは今回も登場。最初はグラインダーを踏みつけて、足を削って火花を飛ばす。火花がシールドに当たってるのを見て、あわてるスタッフ(^_^;)。それならばとチェロをひっくり返し、グラインダーを持って正調火花飛ばしです。マイクに近づけて音も拾おうとしていたようですが、これはあまりうまくいかず。欲を言うなら、火花飛ばしのところで照明を落とせばもっときれいだったのにねぇ。
・ソウルフラワー・モノノケサミット (18:20〜19:10)せっかくだからここまで見ることにしました(^_^;)。ゲストに大原、関島、太田、大熊を迎えての演奏。大原は最初マイクが無かったのですが、見かねた大熊が自分のマイクのところに引っ張って来ていました。最後の曲でのゲスト勢ソロ回し、関島が演奏せずにチューバを持って踊り始めたのには笑ってしまった(^_^;)。しまいには頭にかぶっちゃうし。太田は太田でエレクトリック・ヴァイオリンにファズかけて"SMOKE ON THE WATER"弾いちゃうし。
演奏の方は中川敬の歌と蛇味線が安定感あって、予想以上に楽しめました。たまにはこういうのもいいかな、と。でもこういう音楽に若いリスナーがちゃんとついてるのを目の当たりにすると、いろいろ考えちゃいますねぇ。