さがゆきSUARA OMBAK98/11/17 新宿PIT-INN
さがゆき(vo)のユニット、SUARA OMBAKのライヴです。メンバーはいつものように、早坂紗知(sax),フェビアン・レザ・パネ(p),吉野弘志(b),岡部洋一(perc)。
1.鍾乳洞
2.SECOND CIRCLE
3.YLANG YLANG
4.コーリィの庭
5.KLONPEN DANCE
（休憩）
6.REEL ALONG
7.THE BIRD SPREAD ITS WINGS
8.さかな
9.ペンシルバニア・ランドスケイプ
10.BELGRANO
（アンコール）
11.パルス今まで曲名はＭＣ聞き書きでしたが、今回はアンケートに曲名が書いてあったので、間違い無いです(^_^;)。１〜２はメドレー。集団即興で静かに立ち上がり、暗黒メロディのユニゾンが続き、ボンフルの「子供の軍隊」を思わせる展開となります。しかし初っ端からこんなにへヴィ＆ダークな曲でいいんでしょうか？ ３はさがのお気に入りのハーブから取ったタイトル。岡部のタブラをフィーチュアした、エキゾチックなメロディが印象的な曲。これまでのライヴではラスト定番だった９をラス前に回し、比較的新曲の１０をラストに持っていたのは意外でした。この曲は導入部にインプロパートを加えていた前回の演奏とはかなりアレンジが変わっていました。この日の曲目からはついに"FAIRY'S FABLE" からの曲が姿を消しました。６のピアノソロでちょっとハルシゲニアが顔を出しましたが。
さがはいつもの小物テーブルに加え、もう１台テーブルを用意し、はにわ等でおなじみのアンクルンを使いました。これは竹でできた民芸品を思わせる外観で、振るとカラカラといういい音がします。これが音程ごとに複数台スタンドに立てかけてあります。最初のうちはスタンドにかけた状態で演奏していましたが、最後はバラバラにして早坂と２人で振りまくっていました。最近インプロのライヴではディレイを使いまくっているさがですが、今回は全くのノーエフェクト。やはり使い分けているんでしょう。
岡部はトラップドラム、ジャンベ、WAVE DRUMといつものセット。相変わらず叩きまくって１人でバンドのテンションを上げていきます。アンコールの１１では普段の５割増くらいのテンポで演奏し、他のメンバーを困らせてました(^_^;)。
この日はほとんどの曲でパネがコーラスを入れていました。これは珍しい。さがの曲で男声でコーラスが入るのは聴いたことがなかったので、新鮮味ありました。でも、今後も続くんでしょうか？
吉野は先日ペンシルバニアに行ってきたそうで、そのときの印象をもとにしたベースソロを９のイントロに加えていました。なんでも「この曲どおりの所だった」そうです。
この日のさがの衣装はレトロチックなパンツルックでしたが、それに合わせて長髪のかつらを着けて来たのは面白かったです。先日のＦの時にはまだショートだったのに、いつのまにこんなに伸びたんだ？ という声はさすがに出ませんでした(^_^;)。