RUINS98/12/8 高円寺SHOWBOAT
RUINSのワンマンライヴです。RUINSのワンマンは、昨年２月以来。ゲスト無しの純粋なワンマンライヴは結成史上初か？
・第１部 "RUINS HISTORY" (19:50〜20:10)まず、１分台の曲を１４曲メドレーで演奏。"OUTBURN" "EPIGONEN" "CAMVODIA"等、最初期の曲から"PLEXUS" "BURNING STONE" "SUC" "KNAFTT!!" "DHASKRIVE" "ZURNA TAKSIM" "HYDEROMASTGRONINGEM" "RAMIFICATION"、そして"VRRESTO"収録の"DAG DAD" "LAIPTHCIG" "SNARE"まで、一気に演奏。２０分間でRUINS１２年間の歴史を振り返るという、壮大かつせわしない企画(^_^;)。初期のシンプルな曲もテンポが速くなった上にドラムの手数が各段にアップしているため、最近の複雑な曲と比べてもまるで見劣りしません。これは圧巻でした。
・第２部 "POP NUMBER" (20:10〜20:30)続いて、「RUINSの曲の中でもポップな曲を集めて」"RIPPLES" "MISONTA" "GRUBANDGO" "QUOPERN" "SPEED BALL"他の新旧計６曲をメドレーで演奏。いや、こうして改めて聴くとなかなか名曲揃いですねぇ。ソングライター吉田の力量も侮れないことを再認識しました。
ここで休憩。トータル４０分ながら非常に濃い前半戦でした。
・第３部 "NEW SONGS & THEME IMPROVISATION" (20:40〜21:20)３部は"VRRESTO"収録曲及びその後に増えた新曲を中心にしたステージ。まず"VRRESTO"以後の新曲５曲をメドレーで演奏。その後、観客からお題を募り、それに準じたインプロを行うという企画。出てきたお題は「クリスマス」「久保純子」「津山篤」の３つ（ちなみに最後のを出したのは私(^_^;)）。クリスマスは吉田が全くイメージが浮かばず、「先にどうぞ」と佐々木に頼る始末。久保純子は２人ともよく知らなかったようで、名前を歌詞にした普通のインプロ(^_^;)。あとで吉田に聞いたら「名前だけは雑誌で読んで知っていた」とのこと。
最後の津山では、吉田「また人名かぁ」 私「じゃ、津山さんのイメージでお願いします」 吉田「難しいなぁ」というやり取りの後、インチキくさいヴォーカリゼ−ションに始まって、脇の甘いドシャメシャのフォームで力任せに叩く津山の奏法を再現し、大爆笑。しまいにはめがねを飛ばしてしまいました(^_^;)。いやぁ、面白かったけどこれは赤天向きの企画ですねぇ。RUINSでやるのはまずいんではないでしょうか？
また、吉田がベースを持って即興ベースデュオも１曲ありました。
続いて新曲と"PONTEMCORARY MUSIC #1"、そして"SAVOLLODIX" "BEGUOTTO" "KPALIGOTH"の"VRRESTO"収録曲３曲を演奏して３部は終了。
・第４部 "GRAND FINALE(?)" (21:30〜22:00)短い休憩の後、最後のセットは"VRRESTO" "BIG HEAD" "GRAVYANOCH" "B.U.G."の新旧大作をこれまたメドレーで一気に演奏。文句無しのエンディングでした。
アンコールはさすがに吉田も疲れきっていましたが、プログレメドレーを何とか演奏しきってやっと終了。結局２時間弱、計３０曲にも及ぶライヴはようやく幕となりました。いやぁ、聴くほうも体力いるライヴでした。
終演後吉田さんから聞いた話によると、１２月３０日の関内エアジンでさがゆき＋坂本弘道＋吉田の３人によるライヴがあるそうです。しかしよりによってこの日はシルエレでBONDAGE FRUITのワンマン、新ピでDENT(菊地成孔＋サム・ベネット＋芳垣安洋）、さらにSTRADAや灰野敬二等も重なっている日。何もこんな日にやらなくても....(^_^;)。
来年以降は、１月２２日にMANDALA-2でMUSICA TRANSONIC,MAIN LINER,狼の時間の３バンド出演のライヴ（でも３組ともほとんどメンバーが重複しているという(^_^;)）の他に、詳細未定ながら加納美佐子や菊池雅章とのライヴが予定されているそうです。吉田さん、来年も忙しそうですねぇ。