ALTERED STATES98/12/20 新宿PIT-INN
アルタード・ステイツのワンマンライヴです。
この日は日曜日だったせいか、開場待ちのお客がたくさんいて驚き。結局ほぼ満員の盛況となりました。私は平日のライヴ行きなれてるからあまり感じないんだけど、やはり一般的には休日は強いんですねぇ。内橋は11月のON AIR WESTでアルタードとしてははじめて使用したDAXOPHONEをこの日も使用。芳垣のドラムセットはスネアとバスドラのみでタム類は一切無し。シンバルもハイハットにカップ型の小型シンバルをセットしたり、クラッシュの位置に傘型のチャイナ風の音のシンバルをセットしたり、スプラッシュを２つ背中合わせにセットしていたり、と非常に変わったセッティング。他にピックアップを取り付けた小型パーカッションや、金筒に球状のものとスプリングが付いたもの等を使用。ナスノはベースアンプのハードケースをテーブル代わりにエフェクトを置いて、椅子に座って演奏。服装は黒のトレーニングウェアに帽子と、まるでＤＪのよう(^_^;)。
１．演奏開始前に内橋が「第１３期アルタードをお送りします。結成８年目を迎えて、僕らも大人のバンドの仲間入りします」というコメント。ほんとか？ 結局演奏は、立ち上がりこそ大人しめだったものの、走り出すといつもどおりの演奏でした(^_^;)。６／８拍子のリズムは強力。芳垣はバスドラのリム打ちを多用。これは１６日の一噌グループでも使っていました。また、トランペットとドラムを同時演奏。ついに吉田達也化か？(^_^;) 最後は内橋の多重ギターのフェードアウト。
２．ナスノのチープなリズムマシンとシンセバッキングでスタート。その後ノイジーなファズベースをペダルで出し入れします。音響系を意識したプレイか？ 内橋はDAXOPHONEを使用。今回から遂にディレイ系のエフェクトを併用。DAXOPHONEのフレーズをディレイでプレイバックしながらギターを弾くという場面も見られました。中盤はヘヴィなリズム展開。内橋が早弾きフレーズをディレイで重ね、それにシンバルとベースのフィードバックディレイが加わりエンディング。
（休憩）
３．休憩明けのＭＣで「では第１４期アルタードを....」おいおい、第１３期はもう終わ
ったの？(^_^;) 疾走６／８拍子＞手数の多い１６ビート＞グルーヴ感のある８ビート＞静かな３拍子と、鮮やかなリズムチェンジが印象的でした。４．静かな立ち上がりから、内橋の強力な刻みを合図に１６ビート＋鋭いギターソロへ。このセットで２枚背中合わせにセットしていたスプラッシュがついに割れてしまいました(^_^;)。
５．１６ビート＞６／８拍子＞落ち着いたところで芳垣のエフェクトヴォーカル＞３連シャッフルのヘヴィなリズム＋強力なギターソロ＞全員疾走の早い１６ビートと展開してエンディング。後半は前半に比べてパワフルな音でした。
６．アンコールは新ピ名物のスタンダードカバー。この日は"OVER THE RAINBOW"。内橋「誰でも知ってる曲という事で」芳垣「誰でも知ってる曲か？」内橋「ナスノ知ってるよな？」ナスノ「え？う、うん」内橋「ナスノが知ってればそうやろ」(^_^;)。芳垣はトランペットをスネアにくっつけて演奏。最後はナスノのこの日のこだわりのノイズベースでエンディング。
トータル１時間５０分ほどの演奏でした。
ところで、この日一番話題をさらったのは、ナスノＪｒ．。とにかくやんちゃで、入り口の白板に絵を描いたり（何だかわからなかったが、後で聞いたらピカチュウだったそうだ (^_^;)）、演奏中にステージ前をうろちょろして、モニタースピーカを倒したり、客席のテープルを倒しそうになったり、どこからかミカンを持ってきて演奏中のナスノの前に置いたり、あげくには静かに演奏しているところで「おとうさん、がんばってね」いやぁ、バカ受け(^_^;)でした。
また、休憩明けに内橋が「ナスノの子供がこの帽子を持ってきたんだけど、持ち主は誰ですか？」しかし、名乗り出る人がいません(^_^;)。前日の客の忘れ物だったそうです。「ナスノ、それちょっとかぶってみい」黒い毛糸の帽子でしたが、これがかぶるとアフロヘアーのようで、一同大爆笑。「大仏様みたい」「それ地毛じゃないの」という声多数。すぐ脱いでしまいましたが、そのまま演奏すれば良かったのにねぇ(^_^;)。