ZOA98/12/28 新宿LOFT
ZOAのライヴ"HUMANICAL GARDEN VOL.18"（ちゃんと続いている！）です。ZOAのライヴは94年12月以来、４年ぶり。今回のライヴのメンバーは森川(vo),黒木(g),篠原(b)に加え、dsに元ZENI GEVAの藤掛とperc奏者１名を加えた５人編成です。客席は元トランスギャルと思われる女性客を中心に、満員の盛況。２００人強ほど入ったでしょうか？ 客層が奥ゆかしい人ばかりだったせいか、当日券でかなり遅く入場したにもかかわらずかなり前の位置で見れました。
予定より少し押して１９時２０分開演。まずテープでストリングキーボードの多重録音＞女性コーラスのアカペラが流れる。続いてdsのロータムの重いリズムとpercのベルによる演奏。その間に残り３人がステージに登場し、ヘヴィなクリムゾン風ギターリフに森川がストリングシンセを加えるインストナンバーでスタート。その後は森川がステージ中央に移り、ヴォーカルナンバーが以後続きます。
森川は顔の半分が隠れる長髪にギョロっとした目で存在感は相変わらず。途中、メモを見ながら詩の朗読をしたり、笑い袋なども使用。使い終わったメモや笑い袋を客席に投げ入れます。笑い袋は私の足元に転がってきて、誰も取りに来ないので私がもらってしまいました(^_^;)。
黒木はエキセントリックなムードの森川とは対照的に終始おだやかな表情。percは静のパートではウィンドチャイムやカリンバを使って存在感を出していましたが、ドラムの走るパートでは逆にドラムのビートを薄める形になってしまって効果薄か？ percのセットにZOAというロゴを使った石油缶がセッティングされていたのが面白かった。あと、シンバルスタンドに付いていたウサギの人形、あれは何だったんでしょう？(^_^;)
曲は得意のヘヴィな６／８拍子及びそれを変形させた変拍子リズムが目立ちます。旧曲に加え、新曲も演奏していたようです。これは今後活動が活発化するという兆しかも。森川のkbは音がチープなのが残念。サンプル・メロトロンでも使えばかなり効果的だと思うんですが。また、外国語の語り等テープも使用されていました。
最後は激しい演奏に余韻を残すようなギターソロインストがテープで流れて終了。１時間３０分ノンストップ、曲は全て休み無く演奏されました。当然曲間の拍手は無く、終演後の拍手もまばらでアンコールも当然無し。かといって不満という感じではない。う〜〜ん、こんなもんなんでしょうか？