MUSICA TRANSONIC、MAIN LINER、狼の時間99/1/22 吉祥寺MANDALA-2
当初各組のメンバー詳細がわからず、吉田・南條・河端の３人がずっと出ずっぱりだったらどうしよう、と心配(^_^;)していたのですが、結局３組掛け持ちだったのは南條１人だけで一安心。
・狼の時間前回見たときは女性２人のリズムセクションに河端・南條の２人がギターを弾きまくるというものでしたが、今回はドラムが代わり（聞いたところによると、元WHITE HEAVENの人だとか）、ギターは南條１人の３人編成。
１０分ほどの曲を３曲。いずれも曲の間ほとんど変化のないシンプルなベースリフ、ゆったりとしたドラムをバックに南條がディレイやロータリーエフェクトが大量にかかったギターのインプロビゼーションを重ねる形が基本。南條のギターはフィードバックやスクラッチノイズにも各種エフェクトがかかるので、ギターを弾いていないときも何らかの音が鳴っている状態になるのが面白いです。ただし、単音フレーズは何弾いてるのか判別できなかったぞ(^_^;)。
・MAIN LINER前回見たときは吉田・河端・南條の３人でしたが、今回は狼の時間のドラマーが引き続き担当、南條がベースに回り、ギターにマリア観音の木幡東介が加わる３人編成です。
狼の時間とは一変、スピード感のあるリズム＆ギターリフによるスリリングな曲が続きます。注目の木幡はマリ観同様ハデなステージアクションでギターを弾きまくります。マリ観ではどうしてもヴォーカル優先になってしまうのですが、ここではギタリスト木幡の力量が爆発！ ブルージーで粘りけのあるフレーズを時折交えながらのプレイは、完全にバンドを引っ張っていました。私は客席最前列中央で見ていましたが、木幡がステージ中央に出てきて暴れ始めると、いつ客席に飛んでくるかとヒヤヒヤものです(^_^;)。木幡の体力の消耗が激しく、１曲毎のインターバルが他の２組に比べて長くなっています。
素晴らしい内容でしたが、はたしてこの編成が今後もあるかどうかが気になります。
・MUSICA TRANSONIC久々に見るMUSICA。初期の頃は力押し一辺倒という印象でしたが、この日の演奏はリズムチェンジを多用したり、ユーモラスな場面があるなど、肩の力が抜けてかなり多彩な演奏でした。河端のギターサウンドも以前のMOTOR PSYCHOギターに比べて、どことなくマイルドな音色になったような。吉田はメモを用意し、ハイハットに張り付けて１曲ずつ確認しながら演奏していました。曲構成などはあらかじめ決めてあったんでしょうか？ ちなみにメモは、案の定演奏しているうちに破れて飛んでしまいました(^_^;)。
終演後、吉田さんのカンボジア土産（ココナッツミルクとバナナのキャンディ）をいただきながら、タイ〜カンボジア旅行で撮った遺跡写真を見せてもらいました。現地では運転手付きバイクをチャーターして飛び回り、なんと５００枚ほど撮ったとか！ 近々ホームページ(http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/9347/ruins-j.html)でも公開する予定だそうです。