GU-GAN Featuring 灰野敬二、K.K.NULL SOLO、西日本99/3/14 高円寺SHOW BOAT
高円寺SHOWBOATで行われた、GU-GANの初ライヴです。
客入りは上々。観客として吉田達也も来ていました。
・西日本（河端一g,津山篤b&vo,一楽儀光ds）19:30〜20:00
個人的にはこの日最大のお目当てバンド。事前情報で津山さんから「ハードロックをやるでぇ」と聞いていましたが、その言葉に偽りの無い演奏。パワフルにドライヴするリズムセクションに、全編弾きまくりのギター。一楽はエレクトロニクス一切無しで、フルパワーで叩きまくります。河端のギターリフを中心にしたヴォーカルナンバーから、河端が刻みに回って津山がリードベースで引っ張る曲まで、内容も多彩。あとで吉田さんに聞いたら「最初のところは『展覧会の絵』だったんだけど」とのことでしたが、ぜんぜん気づかなかったです(^_^;)。
最後は例によって河端がギターをぶん投げて退場し、フィードバックノイズを残したまま終了。文句無しの内容でした。ぜひPSFからアルバム出してほしいですねぇ。そうすれば「レーベル初のプログレバンド」に続き「レーベル初のハードロックバンド」として名を残せるぞ(^_^;)。
・K.K.NULL SOLO 20:15〜20:45
この日はギターを一切使用せず。プラグに触れてノイズを発生させ、その音をテーブルいっぱいのエフェクターで加工していきます。中盤はピックアップを付けた金属製の小さな器を使い、口に当ててヴォイスを出したりプラグをぶつけたりします。
・灰野敬二ソロ 21:00〜21:15
予定には無かった灰野ソロ。ステージに座り込み、２台の発信機にそれぞれ小型スピーカーを接続し、手に持ってスタンドマイクに近づけたり手で覆ったりして音色に変化をつけていきます。また、コイルを剥き出しにしたピックアップを取り出し、スピーカーのコーン紙に直接当てて振動音を拾います。エレクトリックな方法のNULLに比べ、全く対照的にアナログ的なアプローチなのが面白い。これにヴォーカルが加わる形。
・GU-GAN Featuring 灰野敬二（灰野vo&harmonica、NULL:ds、田畑electronics）
21:30〜22:00灰野は２台のスタンドマイクを使い分け、ハイテンションなヴォーカルとハーモニカ演奏。NULLのドラム（史上初？）はリズムキープはほとんどお構いなしで、馬力に任せて叩きまくります。田畑はテルミンを使用。内容的には灰野が終始リードする形。これでいいのかとも思いましたが、「Featuring」だから問題無いんでしょう(^_^;)。