ビジリバ、HARPY99/4/4 吉祥寺MANDALA-2
HARPY企画ライヴの"FABUROUS BEASTS VOL.11"、京都よりビジリバを迎えてのライヴです。
・HARPY（きょうこvo、いとけんds、すずきg、おのてつp）
１．BUT IT'S NOT（新曲）
２．MONO STEREO
３．OUT OF STOCK
４．IQ&A
５．BALANCE
６．NERVOUS MERCHANDISE（新曲）
７．APARTMENT
８．JOHNSON
９．2.31CAFE
１０．FOOTBALL GAME
１１．BRIGHT HEAVY
１２．ROOT
１３．ROYAL TOY
１４．NEARESTこの日は全１４曲４５分と、HARPY史上最多・最長のボリュームとなりました。これだけの内容は国内では初だとか（ヨーロッパツアー時にはあったそうです）。ＭＣでも「いや〜途中パニクっちゃって。やっぱりHARPYは８曲ぐらいが限度だね〜」とのことでした(^_^;)。
新曲の１は、公園で遊ぶ子供の声のＳＥから始まり、HARPYにしては珍しく淡々としたイメージの曲。しかもHARPYとしては異例の７分という長さ。きょうこはおもちゃの鉄琴なども使用します。演奏後は思わず「いきなりしんみり始まっちゃいましたねぇ」という声が(^_^;)。もう１つの新曲６は対照的にテンポが速く展開の忙しい曲。これまた極端だなぉと思ったら、演奏後に「ちょっとテンポ早過ぎました」(^_^;)。
HARPYは昨年に続き秋にヨーロッパツアーに出かけるそうです。待望のセカンドアルバムはツアーから帰ってきたからになりそうとのことです。
・ビジリバ（渕上純子vo、船戸博史b、恵良真理ds&vib、古太郎g）
１．船舶往来
２．モノリス
３．シェルタリングＴＶ
４．赤毛のマリー
５．小冒険王
６．YES,SIR!（沿岸警備隊の歌）
７．シグナル
８．泪の葵橋
９．スキップ
１０．ビジリバのテーマ
１１．エジソン
（アンコール）
１２．妻の言い分東京でのライヴは９５年以来２度目のビジリバ。前回はダグマー・アンドゥルトバのサポートでしたが、今回は堂々のメインアクト。すごくレアなライヴのはずなのにそう感じないのは、過去大阪や神戸でライヴを見ているせいでしょうか？(^_^;)
渕上はなんと金髪に変身(^_^;)。他にも恵良は中国風の衣装、古太郎は赤い星のついた帽子で登場。「性格・衣装ともに地味といわれるビジリバですが、今日はビジュアルを工夫してみました」とのことでした(^_^；)。
渕上のヴォーカルはいつものようにハイテンション。ＭＣ時に直立不動で妙に力の入ったしゃべり方なのは、テンションを持続するためでしょうか？(^_^;) 船戸はトレードマークの６弦フレットレスベースを、アンバランスなぐらい重い音色で弾きまくります。古太郎はアコースティックとエレクトリックの２本のギターを持ち替え、地味ながら堅実なバッキングを担当。恵良はドラムセットとビブラフォンの間を行き来しながらの演奏。ドラム演奏はクラシックパーカッション出身らしい、ロックやジャズのスタイルとは全く違うノリで、実に個性的。高良久美子のドラムプレイも似たものがありますね。
４は「大人の曲に挑戦してみました」というもの。８はビジリバ唯一のラヴソング。９はレゲエのリズムを裏表逆にしたようなユニークな曲。「テーマというところが関西らしくベタで、ちょっといかんなあと思います」という１０は、途中メンバー紹介も入ります。これで終わっていれば美しかったんですが、あと１曲残っていたためちょっとズッコケてしまいました(^_^;)。
この日は古太郎と恵良の２人が夜行で京都へ帰るそうで、終演後すぐに撤収開始。東京に一泊する渕上と船戸の２人はちょっと申し訳なさそうでした(^_^;)。