RINGAM99/4/23 吉祥寺シルエレ
三橋美香子(vo)と八木美知依(箏)の新ユニット、RINGAMのデビューライヴです。今回はゲストに太田恵資(vln)、テンバ・タナ(perc)の２人も参加。
１．仏は常に
２．インプロ（杖つき虫？）
３．ララバイ
４．回覧板
５．SEAWALL
６．フリージング
（休憩）
７．ムーンチャイルド
８．インプロ（九段下？）
９．インプロ
１０．ZOOM
１１．不思議の森
（アンコール）
１２．仏は常に太田は２〜１２に、テンパ・タナは８〜１２に参加。
１は三橋＋八木のデュオでしっとりと？スタート。
２は太田が入った３人でのインプロ。太田はエレクトリックヴァイオリンとディレイループを多用し、ノイジーな音づくり。この後、RINGAMの打ち合わせと八木＋灰野デュオの打ち合わせが同じ日に八木宅であったことから、灰野ネタＭＣで盛り上がる(^_^;)。そこで２曲目のタイトルを付けたんですが....由来は怖くて書けない(^_^;)。
３〜４はＯＮＩメドレー。太田はＣＤからのサンプリングを用意していましたが、「演奏があまりにきれいだったので」使うタイミングを逸し、ＭＣタイムで使って笑いをとってました(^_^;)。
５は八木ソロの曲にあとの２人が即興で演奏を追加。
６はフィリップ・グラスの曲。７はご存じクリムゾンのあの曲。この編成と八木の民謡声のヴォーカルでこの曲を聴くと、すごい違和感があって面白い(^_^;)。実は「精神異常者」をやるという話もあって、譜面まで用意したんだそうです。次回日の目を見るか？
８からテンバ・タナが参加。南アフリカ出身のパーカッショニストで、２台の見事な木彫りのパーカッションを使用。編成のせいか、がんがん叩きまくってリズムを主導するというより、アンサンブルの邪魔にならないような控えめなプレイに徹していたようでした。「九段下」というタイトルはテンパが命名。なぜ東西線？(^_^;)。
９はテンパのカリンバと鼻歌ぽいヴォーカルを中心に静かに展開。
１０はこの日発売になった中村明一のユニット"KOKOO"の曲。太田がギターパートのようにリズムを刻み、三橋が中村の尺八パートに自作の詞を乗せて謡う。超絶ユニゾンのキメも元AUSIAの太田なので問題なし。もちろん全員のソロ回しあり、というわけで文句無し。同タイプの１１と合わせて、今日のハイライトでした。
アンコールは、最初にデュオで演奏した曲にゲストの２人も参加して終了。三橋・八木両者のカラーがわりと均等に出ていて、面白かったです。今後はこのユニット用に新曲を２人でがんがん書いて、日替わりゲストで定期的にライヴやって欲しいです。個人的には鬼怒無月が入った編成で"ZOOM"とか聴いてみたいなぁ(^_^)。