ALTERED STATES,"A"99/5/12 高円寺SHOW BOAT
アルタード・ステイツの昨年１２月以来のライヴです。SHOWBOATでのライヴは昨年２月以来。
・ALTERED STATES (19:40〜20:40)
内橋和久(g,effect)、ナスノミツル(b)、芳垣安洋(ds)この日は対バンありということで、内橋のエフェクターは通常より少なめ。とは言っても、テープル上に山積み状態ではありました。ナスノはディレイを使ったフレーズループの出し入れなどをかなり使いこなすようになってきました。この日も内橋は刻み全開。必然的にナスノのベースラインが曲の主メロディとして機能する形になります。
１時間３セットの演奏。１セット目はまったりと始まり、リズムチェンジを繰り返して最後は白熱する形。２セット目はレゲエ風のリズムから後半６拍子の爆走パートへ。３セット目は調子っぱずれのマーチ風のユーモラスなイントロから７拍子リズムを経て、最後はなんとブルース風の演奏。もちろん、どれもアルタード風のひねりが加わっていて、全く飽きません。気がつくと後方の立ち見スペースを埋めていた、後攻の"A"目当てのお客の反応も上々のようでした。
会場と対バンの関係もあってか、かなりロック色が強い演奏でした。昨年１２月のライヴ時に言っていた「大人のバンド」はもうやめたんでしょうか？(^_^;)
・"A" (21:00〜22:10)
マービン(vo,sax,g)、橋本ジュン(g)、大西真(b)、湊雅史(ds)バンド名は「アー」と発音するようです。音はストレートなロックで、歌もの（「ノルウェイの森」のカバーも披露）とマービンがsaxに回ってのインストがちょうど半々くらい。マービンはマイクスタンドにディレイをくくりつけて、操作しながら歌います。saxも同じマイクを使用し、エフェクトを出し入れします。湊が実に楽しそうに叩きまくっているのが印象的です。
ＭＣでは４月に渡米した時の話をする予定でしたが、あまりに話が長すぎて、成田を出発するところで時間切れとなってしまい、爆笑。「続きが聞きたい人は、打ち上げで」だって(^_^;)。
最後にアルタードの３人を加えた計７人編成で演奏。ドラムセットが２台並んでいたのはこのせいでした。湊と芳垣のツインドラムはとにかく圧倒的。これだけでも見に来た甲斐ありました。内橋とナスノの音が小さめだったのがちょっと残念でした。
終演後、会場すぐそばの沖縄料理店で遠藤ミチロウの弾き語りライヴをやっているのを発見。外からしばし見物して帰りました(^_^;)。