三橋美香子＋鬼怒無月99/6/8 市川りぶる
三橋美香子(vo)と鬼怒無月(g)のデュオライヴです。6/14,15の両日、この２人の企画ライヴ「呉越同舟」が行われますが、その前哨戦という感じのライヴです。
この日は仕事の都合で途中からの観戦。最初の２曲は聴きそびれました。
１．？
２．？
３．月夜の姫君（BONDAGE FRUITの曲）
４．移民の歌（レッド・ツェッペリン）
５．途切れた数え歌（ＯＮＩ）
（休憩）
６．ゴールドフィンガー
７．アヴェ・マリア
８．花笠踊り歌
９．会津磐梯山
１０．AS THE TIME GOES BY
１１．金属の胎児（ボンフル）
（アンコール）
１２．嵐が丘（ケイト・ブッシュ）３は三橋がボンフルに在籍していた頃のレパートリーで、ボンフルにしては唯一といっていい歌詞付きの曲。この「幻の名曲」を聴けただけでも行ったかいありました。三橋は「歌い出しのあとの歌詞をすっかり忘れてしまって、適当に歌った」そうです(^_^;)。４は中間部のギターがボサノバ調になるのが面白い。三橋は鬼怒が曲名言っただけですぐに演奏できたことに驚いていましたが、鬼怒は「ツェッペリンの曲なら譜面無しでＯＫですよ」と涼しい顔。５は鬼怒が音源付きシーケンサーを使ってシンセエフェクト音を鳴らしながら演奏。大きい割には単音しか出ないSH-101を使うのはもうやめたんでしょうか？
６は００７のあの曲。７の前のＭＣでは、鬼怒、三橋、そして八木美知依の親のがんの話で盛り上がる。「手術後に切ったところ見せてもらったら、こ〜んな大きいがんがあったんですよ」って、食事中の客もいるのに(^_^;)。８〜９は民謡メドレー。特に８の鬼怒のアコギを使って１コーラスごとにバッキングパターンを変える演奏は見事の一語。この後、この種のライヴは初めて見るというお客の１人が、いきなり鬼怒と三橋に「今の演奏は良かったねぇ」と話し掛けるハプニング。こういう事は珍しく、２人ともかなり緊張していました(^_^;)。ジャズスタンダードの１０の前には、曲名を言うと別の客から「おおっ」という声が。これに対して鬼怒は「.... いや、ご期待には添えないと思いますけど(^_^;)」。１１は鬼怒のギターソロが爆裂。しかし２人だけでこの曲やるのは無謀ですねぇ。昔、ドルフィでさが＋鬼怒＋早坂の３人で "T-REX"をやったのを思い出しました。あれも無謀だったなぁ。１１の演奏後、さっきの客から「キャプテン・ビヨンドみたい」という感想が出ると、鬼怒は「おっ、いいですねぇ。ビーフハート好きなんですよ」と曲の一部を演奏。受けてました(^_^;)。アンコールは正統派カバーの１２で終了。
「呉越同舟」の前哨戦としては、文句無しの内容でした。三橋がゲストで入る１４日のボンフルが今から楽しみです。
終演後、鬼怒さんにボンフル・アメリカツアーの話を聞きにいきます。PROGFESTで見たゴングはジリ・スマイス、マイク・ハウレット、ディディエ・マレーブは期待通りだったけど、新しく入ったギタリストのMARK HEWINSは鬼怒さんには不評でした。「あれなら俺のほうがずっと上手く弾けるぞ」だそうで(^_^;)。あとブランドＸは、いたのはグッドソールだけで、「なんかブランドＸのコピーバンド聞いてるみたいだった」とか(^_^;)。ボンフルの新作はもう録りは終わっていて、あとはマスタリング。秋にはリリースできそうとのことでした。