有馬純寿＋小島剛＋ヲノサトル、足立智美ロイヤル合唱団＋田中悠美子99/6/19 吉祥寺MANDALA-2
会場は予想以上の大入り。ヲノサトル人気か？
・有馬純寿＋小島剛＋ヲノサトル
ステージ向かって左手から、Power Mac 7500/100一式を中心とした有馬、中央にターンテーブル２台とアナログ音色のシンセのヲノ、右手にPowerbook G3と大型エフェクトラックを構えた小島というセッティング。
演奏は全て即興の１０分以内のセットが６本。特に面白かったのは中盤の２曲。「声とピアノを主題とした」演奏（実はラジオ体操の声とピアノを分離・加工したもの。曲の中盤まではまったくそれとは気づきませんでした(^_^;)）と、安っぽいリズムボックスに有馬の２弦ベース、ヲノのへなへなシンセ、小島の女声コラージュが乗る「キャラヴァン」のカバー。
最後は有馬・小島がエレクトリックパッドを打ち鳴らす派手な曲で終了、と思いきやヲノが「アンコールどうもありがとうございます。では短い曲をもう１曲」と強引にアンコール開始(^_^;)。アンコールの題名は「ラジオ体操第２」。やっぱり(^_^;)。曲はラジオ体操のイントロとエンディングに高速２ビート打ち込みをはさんだ一発ネタでした(^_^;)。
・足立智美ロイヤル合唱団＋田中悠美子
ロイヤル合唱団は１人少ない７人。相変わらずでしたが、田中が入った中盤と終盤のセットが何といっても要注目。まず「田中が入ったらまずこの曲をやらないと」という「ユミコ」。オリジナル曲をバックに「白いスパッツをはいてきたら〜泥をはねちゃって〜どうしよう〜」と三味線弾きながら唄う田中にまず爆笑。さらに曲の中で名前を連呼されてついにキレたか、エンディングでは「ユミコってどこのユミコや〜！ ギャ〜〜！！」と絶叫。もう最高(^_^;)。続く「菅野美穂」（てっきり時事ネタだと思ってたら、まだやってたんですねこの曲(^_^;)）では、割とおとなしいと思って聴いていたら最後にやっぱり１人だけ「中山美穂！」と絶叫。これまた爆笑。続いては「忠臣蔵・松の廊下」。これまた「わたしの青い鳥」や「水戸黄門のテーマ」が随時挿入されるという実にふざけたシロモノ(^_^;)。
終盤再び田中が加わったセットでは、「ホウセンカ」に田中の義太夫語りを加えたもの（どう聴いても田中の伴奏にしか聞こえない(^_^;)）、古澤健の２部構成の組曲「魔王」（もちろんオチは田中担当）、古澤の踊りが相変わらずぶち切れている「WHITE SUMMER」を演奏して終了。アンコールは無し。
田中の入ったセットはさすがの面白さだったけど、田中がいないときとの落差の激しさは、これでいいんだろうかと、他人事ながら思ったりします(^_^;)。