おおたか静流＋鬼怒無月＋坂本弘道99/8/28 大泉学園 in F
おおたか静流(vo)、鬼怒無月(g)、坂本弘道(cello)の３人によるライヴです。会場は予想通り、立ち見が大量に出る超満員。私は電話予約していたため座れましたが、席があらかじめ決められているのはここでは珍しいです。
１．静かな立ち上がりの集団即興でスタート。鬼怒はアコギ。おおたかはヴォーカルの他におもちゃのグロッケンシュピールなど小物類を使用。１０分過ぎ頃からおおたかが足でリズムを取り始め、それに後の２人が呼応してリズムが走り出すところが素晴らしい。ラジカルトラッド真っ青！ 坂本は板ヤスリを使った特殊奏法を見せる。演奏は２０分ほどで終了。
２．鬼怒はエレアコに持ち替え、チェロを打楽器のように鳴らす坂本と即興バトル。おおたかは「サプリ」のペットボトル(^_^;)を改造したシェイカーやカズーを使用。おおたかの自作カズーに坂本も吹きもので対抗。坂本の電気あんま器も登場。最後はおおたかが「ぶんぶん、.....はちがとぶ〜」と歌って終了。この曲だったの？(^_^;)
３．おおたかの曲"SANDMAN"を譜面を見ながら演奏。坂本はミュージックソーを使用。途中から鬼怒のギターがかなり崩しを入れ始め、終わった頃には「これ、"SANDMAN"だったの？」という声も(^_^;)。前半は４０分ほどで終了。
４．後半は３人のソロでスタート。まず１番手の鬼怒はいつもの通りのギターソロ。続いて坂本はディレイを使った１人多重奏。ソロアルバム発表直後だけに充実の演奏。おおたかは鈴を持ち、なんとノーマイクで歌います。これはin Fならでは。
５．イタリア語の「私を泣かせて」という意味の曲。譜面を見ながらの演奏。１コーラス残して終わってしまい、おおたかの心境は「タイトル通り」だそうな(^_^;)。
６．問題の「坂本いじめソング」。冒頭おおたかが自転車のベルを鳴らし始め、続いて「チャリを盗まれた」「バイクで事故った」「坂本のバカヤロー」「天中殺」などと歌い放題(^_^;)。さらに鬼怒がディストーションギターのヘヴィな演奏であおる。これにキレた（？）坂本は鈴を床に叩きつけるは、火花は飛ばすは、最後には会場の外に出て、扉をガンガン叩き出します。場内大爆笑。最後は坂本がオルゴールでオーバー・ザ・レインボー、イッツ・ア・スモール・ワールドを流してきれいに終了。
坂本のチューニングの間、ＭＣタイム。鬼怒が佐藤店長と最近凝りだしたという落語の話をしたり、客席にいたおおたかの息子にそうと知らずに(^_^;)話しかけたりと、これまた爆笑の連続。
７．鬼怒と坂本の深いリバーヴのかかったチェロのデュオでスタート。おおたかがいつ入ってくるかと思って聴いていたら、その前に終わってしまいました(^_^;)。
８．最後はおおたかの雄大な歌を２人のハイテンションなインプロがサポート。坂本はピックやピチカートを使用し、ギターやベースのように演奏。
９．アンコールは題して「ゆらゆらサマータイム」。鬼怒のギターが沖縄音階〜ブルース風フレーズへと展開。後半は１時間強の演奏でした。
終演後、さがさんから会場へTELが。時間があれば来たかったそうですが、現在の場所が金沢八景ということで、あっさり断念したそうです(^_^;)。