坂本弘道ソロ99/9/4 新宿ディスクユニオンジャズ館
坂本弘道のソロアルバム「零式」の発売記念インストアライヴです。会場となったジャズ館１Ｆフロアは、無料ライヴということもあってか５０人ほどの観客でほぼ満員。演奏が入り口そばで行われたため、道行く通行人もガラス越しに演奏を見ていく人が多かったです。
１．新・月魚
２．空蝉
３．嵐が丘・零式
４．ドガ・改
５．夢の蹟演奏曲は全て「零式」収録曲。坂本ソロの演奏の基本は、ディレイループでリフを重ねていき、曲の骨格を作ったところでアンサンブル系のエフェクトを使ったソロを重ねるもの。１は前後半に別れていますが、後半のフレーズを前半に入れたり、逆にディレイに残っていた前半のフレーズを後半再び読み出すなど、パートの区別をわざとあいまいにしているように感じました。２ではオルガニート（テープ読み込み式のオルゴール）を使用。３は８月２８日のＦでのライヴのソロコーナーでもやった曲。グラインダーやあんま器といったギミック類もフル回転。４では火花は板ヤスリを当ててちょっと飛ばした程度で、脚立の上にグラインダーを回したまま置き、それを両足で挟むように立ってチェロを横抱きにして弾いた場面がありました。グラインダーが靴に当たって、ゴムが焦げるにおいがしたぞ(^_^;)。ミュージックソーも随所で使用。
チューニングやセッティング修正の間に、ラジカセでナイター中継を聴かせるというお茶目な場面も(^_^;)。ラジカセはちゃんと最後５で、バッキングを再生するのに役立っていました。
計４５分ほどの演奏。内容は非常に濃かったです。